電子タバコを購入しようと思っても、製品やメーカーが多く、どの製品を選べば良いのか迷ってしまいます。
残念ながら、まだまだ不良品や模倣品が多い電子タバコ。メーカーや販売店選びは、どうしても慎重にならざるを得ません。
編集者も、これまで購入してきた電子タバコの中には、まれに明らかな不良品と思われる製品もありました、、。
なるべく不良品を購入しないためのひとつの要素として、どのメーカーの製品を選ぶのか?ということは、重要なことだと思います。
今回の記事では、メーカー選びをする上で注意することや、ベイプの有名メーカーを一覧で紹介。
後半では、メーカー別の人気製品、おすすめしたい製品をいくつか紹介しています。
情報は、随時更新を続けています。
実際に私が購入した製品も紹介していますので、参考にされてみてください!
※すぐにおすすめのメーカーから知りたい方は、「おすすめメーカー一覧」からご覧ください。
この記事の目次一覧
電子タバコのメーカー選びはここに注意!
電子タバコ(ベイプ)を本格的に初めて半年足らずの編集者ですが、すでにいくつものメーカーから製品を購入しています。
種類も、小さめの「ペン型」から、「ボックス MOD」まで様々。
購入する時にまず気になるのは、やはり「安全性」。
性能や味の出方も気になりますが、その前に、信頼できるメーカー、信頼できる販売店なのか?ということは必ずチェックしています。
口に付けたり、肺に蒸気を吸い込む製品という特性上、いくら価格が安くても、安全性だけは譲れません。
電子タバコ(ベイプ)の不具合は、通常の家電製品よりも危険性が高いもの。
電子タバコは、大容量のバッテリーを備えています。さらに、顔に近づけたり、口でくわえたりする製品。
滅多にないことですが、バッテリーの破損や温度の異常が起きてしまうと、怪我や火傷の危険性も考えられます。
具体的に、私が体験した不具合をひとつ紹介します。
編集者が体験した不具合は、ベイプを吸っていた時に、加熱ボタンから指を離しても加熱され続ける、という現象。
おそらくボタンが壊れていたのだと思います。
この時、高い出力で吸っていたので、一瞬で本体の温度がみるみる急上昇していきます。何度ボタンを押しても、止まりません。
急いでバッテリーを抜きましたが、もし気付かないまま温度が上がり続けていたら、、と考えると、やはり恐ろしいです。
この時はなんとかなりましたが、バッテリー部分の破損・発火につながるような不具合は絶対に避けたいところ。
電子タバコのバッテリーは短時間で高温を作り出せるよう、小さい本体に大容量のバッテリーがセットされています。
顔に近づけて吸うベイプ。万が一バッテリーが発火・破損した時のことを考えると、背筋が寒くなります。
この他にも理由はたくさんありますが、なぜ信頼できるメーカーを慎重に選んだ方が良いのか、理解してもらえたのではないでしょうか?
始めから、少し怖いことを書きました。
ただ、ここ数年、電子タバコの品質はものすごいスピードで改善されています。
信頼できるメーカーや販売店で、身の丈に合った製品を購入して、正しい使い方を守れば、不安になる必要はありません!
日本製の電子タバコは存在しない?
電子タバコを始めたばかりの方に聞かれるのが「日本製のメーカーはあるの?」という質問。
答えから先に書くと、編集者の知る限り、日本で製造されている電子タバコ製品は、存在しません。
OEM製品(製造は海外に委託、日本の自社ブランド名を冠して売り出す)として、表面的に日本の企業が発売している場合は別です。
もともと、リキッド式電子タバコ(ベイプ)の技術は中国企業で開発され、ノウハウを育ててきた、という背景があるようです。
これらの製造特許は中国企業が保有しており、価格や技術面でも中国メーカーが世界をリードしています。
さらに詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。
電子タバコに日本製はあるの?
以前は、中国企業の製品に対して「安いけど、品質はイマイチ」というイメージがありました(中にはそうした企業も存在するのは確かです)。
しかし、昨今の電子タバコメーカーは、ライバル企業との競争が激しく、品質や信頼性は常に向上しています。
「世界基準」の品質と安全性を守らなければ、生き残ることが難しいという事情も伺えます。
特に、老舗の電子タバコメーカーや、大手のメーカーは、CEマーク(欧州での品質基準適合)やISO(世界的な品質・環境の規格)を取得。
実績があり、信頼できるメーカーの製品を選べば、海外のメーカーでも高い品質を維持しているということです。
意外に重要!「販売店選び」
今回は、電子タバコのメーカーを紹介する記事ですが、重要なことなので念のため。
メーカーだけでなく、販売店(購入する店舗)も事前に調べておいた方が安心です。
残念ながら、実績のあるメーカーの電子タバコ(ベイプ)を購入しても、中には明らかに初期不良と思われる製品があるからです。
私も、そうした初期不良の製品を購入した経験があります。
こればっかりは、どうしても避けられないのかもしれません。
メーカーの正規取扱店や、信頼のおけるショップの場合、すぐに連絡すれば、「初期不良品」としてすみやかに交換(または返金)対応に応じてくれます。
高価な電子タバコを購入しても、初期不良品に当る確率はゼロではありません。
初期不良時の保証がないショップで購入するのは避けたいところ。
それから、電子タバコに詳しくない方は、できるだけ電子タバコ専門店で購入すると、さらに安心。オンライン通販で購入する場合も同じです。
電子タバコ(ベイプ)は、普通の家電とは異なる独特な製品。しかも、ほとんどの場合、日本語の説明書は付属していません。
どうしても使い方が分からない場合や、ネットで調べても分からない細かい質問も、問い合わせれば答えてくれるショップの方が、やはり安心。
Amazonや楽天市場などで購入する場合も、結局販売しているのは出店しているショップです。
口コミの評価などをチェックして、どのような対応がとられているのか、事前にチェックしておきましょう。
中には、明らかに不良品が多いショップがあることに気がつきます。
電子タバコ おすすめメーカー一覧
ここまで、電子タバコを購入する際に注意することや、メーカー選びの重要性について説明してきました。
ここからは、初めて電子タバコを購入する方に、おすすめの電子タバコメーカーを紹介。
ここに紹介するメーカーは、電子タバコ業界では「老舗」と呼ばれているメーカー。
実績もあり、電子タバコ専門店やユーザーの評価が高いメーカーです。
私自身が製品を購入したり、使ったことのあるメーカーは、実際に使った上での感想も加えています。
※メーカー名をクリックすると、メーカーの説明へ移動します。
特におすすめなメーカー
その他おすすめメーカー
それぞれのメーカーの簡単な説明(私なりの感想も含め)を紹介していきます。
「特におすすめのメーカー」は、おすすめの製品も紹介しています。
Aspire
個人的に、品質・デザイン・価格、どれを取っても最もおすすめできるメーカー。
「高品質なアトマイザーと言えば?」と聞かれれば、まず筆頭に挙げるメーカーでもあります。
革新的な製品を作り続ける設計力の高さでは、異論をとなえる人はほとんどいないと思います。
煙の量を追求した、いわゆる「爆煙タイプ」から、味の濃さを追求した製品まで、常に新しい製品を作り続けている、技術志向のメーカーです。
2013年に設立された中国企業ですが、創業当初から世界をターゲットに製品をリリース。
個人的にも、「味重視」「爆煙」共に、アトマイザーを購入して使っていましたが、文句なし。
数年前に設計された製品でも、現役で問題なく使えます。
Aspire - 入門用におすすめのベイプ
Aspire PockeX AIO
小型で安価な価格とは裏腹に、煙も味もしっかり出る人気の製品。
タンク部分を分解できるため、クリーニングもしやすく、同価格帯のペン型製品の中では、初心者にもおすすめできる優秀な製品です。
小さめのペン型なので、持ち運びにも便利。
これから電子タバコ(ベイプ)を始める方にも、外出用のサブ機としてもおすすめです。
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Aspire K4
外観は一体型のペン型のように見え、スマートですが、アトマイザー部分は取り外し・付け替え可能。
入門用とは言え、「爆煙」で有名な「Cleito tank」というアトマイザーがセットされており、煙の量はかなりのもの。
手軽にベイプトリックが楽しめ、味もそこそこ出ますが、リキッドの消費スピードはやや早くなります。
爆煙よりも、単純に「味」を楽しみたいユーザーは、上に紹介した PockeX AIOでも充分かもしれません。
セット内容と価格を考えると、爆煙を楽しみたい初心者には、最もおすすめな製品です。
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Aspire のおすすめスターターキット
Aspire EVO75 Kit
デザイン性が高く、質感の高さも徹底している、スタンダードな本格ベイプキット。
セットのアトマイザー、Atlantis Evoは、煙の量もリキッドの味も、両方ほどよく楽しめる印象のアトマイザー。
最大で75W(可変)を出力できるMODは、温度管理機能はもちろん、あらゆる機能を備えています。
将来的に「自作コイル」にも挑戦したいユーザーも、充分満足できる製品です。
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Aspire EVO75 Kit を実際に使用した感想は、以下の記事で詳しくレビューしています。
SkyStar Revvo スターターキット
Aspireが独自開発した、最先端のアトマイザー「REVVO」と最新のMODをセットにしたキット。
MODの出力は最大で210Wと(そんなに使う機会はないのでは??)と思える、「爆煙専門」のセット。
Aspireが開発した新開発のアトマイザー Revvoは、画期的で扱いやすい爆煙アトマイザーです。
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Revvo Tankを実際に使用した感想は、以下の記事で詳しくレビューをしています。
Eleaf
2011年に設立された、中国の老舗電子タバコメーカー。
世界的なロングヒット商品となった「iStick Pico」シリーズや、「 iCareシリーズ」など、安定して高品質な製品を作り続けています。
初心者から上級者まで信頼が厚く、確実に実績を積み上げている世界的メーカーです。
Eleaf 入門用におすすめのベイプ
iCare kit
100円ライターほどのコンパクトさで、「紙のタバコの代用品」として手軽に使うために優れた製品。
シンプルな外観と、多すぎない煙の量。街中でも違和感なく使えます。
大型なベイプと比べれば、煙の量や味の出方は劣りますが、リキッドを味わうには十分だと言えそうです。
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Eleaf おすすめのスターターキット
Eleaf iStick Pico 75W × MELO3Mini
世界的なロングセラーとなった、「ベイプ」の定番モデル。iStick Picoと、味も煙の量もほどよく楽しめる、MELO3 Miniの、王道キット。
高性能かつ安定感のある、iStick Pico(75W)は、ベイパーなら一度は目にしたことがある製品ではないでしょうか。
個人的にも購入した、イチオシのセットです。
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Joyetech
2007年に設立された中国企業。電子タバコ業界では規模が大きく、老舗のメーカー。
電子タバコの規格化にいち早く取り組んだ、産業をリードするメーカーという一面も。
幅広い種類の製品を手がけていることも特徴的で、常に新しい製品をリリースし続けています。
超大手の企業だけあって、品質管理の体制も行き届いている印象。
Joyetech 入門用におすすめのベイプ
Joyetech eGo AIO
もはや定番モデルとなった、世界的なミリオンセラー商品。
編集者も以前購入していますが、手軽に使える小型の製品の中では、味もそこそこ出る製品です。
ただし、最近では新しい製品が多数登場しており、同タイプでさらに味が濃い製品が多数販売されています。
吸い口が細く、空気の重さは紙タバコに近いため、紙タバコの代用品としてはおすすめです。
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Joyetech eGo AIO を実際に使用した感想は、以下の記事で詳しくレビューしています。
Joyetech おすすめのスターターキット
eVic-Basic with CUBIS Pro Mini
小型で高機能なスターターキットとして、先に紹介したAspire EVO75 Kitや Eleaf iStick Picoにも並ぶ、小型で高機能なキット。
iStick Picoよりもさらに小型ながら、シンプルな形状で、質感も高いMODです。
「かなり味が出る」とは言えないまでも、使いやすさが考えられたアトマイザーは、味も煙も満足のいくレベルの製品。
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JUSTFOG
ベイプメーカーでは珍しく、韓国メーカーのJUSTFOG。2009年に設立されているので、電子タバコ業界では老舗の企業。
製品の開発は韓国のJUSTFOG社が行い、製造は中国にある直営工場で行うという経営スタイル。
安価で味が出ると評判の「JUSTFOG FOG1」は、すでに人気の製品です。
実際にJUSTFOGの製品を使ってみると、品質の高さは納得です。
JUSTFOG 入門用におすすめのベイプ
JUSTFOG FOG1
ペンタイプのベイプの中では、最もおすすめできるベイプ。
個人的にも、保有するベイプの中では一番使用頻度が多い製品です。
味がしっかり出る。タンク部分が分解できる。価格も安い。操作も簡単。特に高価なベイプを持っていなくても、十分に楽しめます。
初めてベイプを購入される方に、個人的に最もおすすめしたい製品。
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JUSTFOG FOG1 を実際に使用した感想は、以下の記事で詳しくレビューしています。
JUSTFOG おすすめのスターターキット
JUSTFOG Q14
写真で見るとやや大きめですが、本体部分はオイルライターくらいのサイズ。
煙の量は少なめですが、それなりに味が出ます。機能は少ないですが、そのぶんシンプルな操作で初めての方でもすぐに使いこなせます。
金属質な重厚感のあるデザイン・質感は、個人的にはとても気に入っています。
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JUSTFOG Q14 を実際に使用した感想は、以下の記事で詳しくレビューしています。
Kangertech
デザイン性が高く、北米やヨーロッパでは根強い人気のKangertech。見た目だけでなく、品質、環境性能も高いレベルを保っています。
製品の色遣いやデザインを見ると、欧米諸国で人気な理由も納得。こう書くと失礼ながら、中国のメーカーには見えません。
2007年に設立された、老舗の中国メーカーです。
Kangertech おすすめのスターターキット
TOPBOX mini
この製品は、中級者〜向けの製品と言えます。
市販の完成品コイルだけでなく、RBA(自分でコイルを自作する)に挑戦できるキットが含まれる、珍しい製品。
初めからRBAに挑戦するつもりの方は、選択肢に加えてみると良いかもしれません。
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INNOKIN
デザイン性が高く、品質にも定評がある2011年創業の中国メーカー。アメリカや欧米でも根強い人気があります。
最新の技術を盛り込んだ製品を作り続けているわけではありませんが、信頼性やデザインでは実績のあるメーカー。
個人的な印象ですが、デザインや堅実性を重視している堅実なブランドです。
SMOK
初めてSMOKの製品を目にした時、未来的なデザインからしてアメリカの企業かと思いましたが、2010年創業の中国企業。
独特な尖ったデザインですが、技術的には最新のテクノロジーを取り入れる、先進的なメーカー。
煙の量を重視した、「爆煙重視」の製品が多いのも特徴です。
Kamry
2007年に中国で設立された、ベイプメーカーとしては老舗のメーカー。
特に価格の安さで定評があり、企業からの委託製造製品にも高い実績があります。
どのメーカーから選んだらいい?
ここまで、おすすめの電子タバコ(ベイプ)メーカーを紹介してきました。
ここで紹介したメーカーは、どのメーカーもこれまでたくさんの製品を市場に販売してきた実績があります。
古いメーカーの方が良い、ということは決してありませんが、ただでさえ歴史が浅い電子タバコ業界。
少しでも多くの製品を継続して販売している企業の方が、安全性に関する知見を蓄積できているはず。
どのメーカーを選べばが良いのか分からないという方は、とりあえずデザインが気に入った製品から選んでみるのも良いと思います。
初めて購入される方や、「そこまで煙の量は多すぎなくても良い」という方は、サイズの小さめな「ペン型」のベイプがおすすめ。
最近では、ペン型だから性能や味が劣る、ということはほとんどありません。初めての方でも扱いが簡単で、価格も安価です。
電子タバコ(ベイプ)選びで迷っている方は、以下の記事で詳しく選び方を説明しています。
初心者の方向け「ベイプの選び方」
今回紹介した電子タバコは、「ベイプ」と呼ばれる、煙の量が多い本格的な製品を紹介しています。
電子タバコの種類は様々で、ここに紹介した本格的なベイプ以外について、詳しくは「電子タバコの種類と特徴!あなたにピッタリなのは?」もご覧ください。