電子タバコはほとんど中国製 - 日本製は存在しない?!真実は..

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日本製の電子タバコ

近年、日本国内でも急激に普及し始めた電子タバコ。

その電子タバコ、日本で発売されている製品のほとんどは、海外、主に中国で製造されていることは知っていましたか?

中国製と聞くと、ひと昔前は、模造品や品質に心配があるというイメージもありました。

現状、中国製の電子タバコの品質はどの程度のものなのか?
日本製の電子タバコは販売されていないのか?

など、電子タバコの製造国にまつわる情報について、詳しく紹介していきたいと思います。

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電子タバコのほとんどが中国製

電子たばこを吸う男性

電子タバコにも、様々な種類が存在します。

今回の話の中で登場する電子タバコは、専用の液体(リキッド)を蒸気に変えて吸い込む、一般的に「ベイプ(VAPE)」と呼ばれる製品。

電子タバコと聞くと、最近急速に市場が拡大している、アイコス(iQOS)やプルームテック(PloomTECH)を思い浮かべるかもしれません。

ここで紹介するのは、リキッドを使用する電子タバコ製品全般を指します。

電子タバコ 4つのタイプ

電子タバコの主な種類

「ベイプ」と呼ばれるこれらの製品。
今では種類もメーカーも無限に存在し、次々と新製品が発売されています。

こうした電子タバコ製品、本体はほとんど全てと言っていいほど、海外(中国)で製造されています。

この記事を書いている編集者は、純粋な日本製(原産国が日本)の電子タバコを目にしたことがありません

「日本製」と書かれた製品も中にはありますが、後ほど説明するように、大抵の場合、原産国は中国です。

「ほとんどが中国製」の理由

中国製

近年では、家電製品や電子機器、衣類、生活雑貨など、あらゆる物が労働力の安い海外で製造されています。

身の回りにある製品の原産国を調べてみると、純粋な日本製の製品などほとんど無いということに気がつきます。

安い労働力で、品質も高く保たれた製品が製造できる海外。
電子タバコに限らず、身の回りのほとんどの生活雑貨が海外で製造されています。

電子タバコ製品の場合、中国企業が主な製造国である理由はコスト以外にもありそうです。

電子タバコの歴史を調べてみると、電子タバコを最初に実用化したのは、中国人という説が有力。
電子タバコに関する現在の標準規格は、ほとんどを中国企業が保有しています。

その後、世界を相手に、技術と品質を競い合ってきた中国の電子タバコメーカー。

最新の電子タバコは、常に中国のシリコンバレーと言われる経済特区。深セン市の世界的な電子タバコメーカーから生み出されています。

中国 深セン市

Wikipedia「深セン市」ページより引用

国外の企業から委託生産を請け負うことが多いため、OEM(外部企業の受託生産)製品を生産するノウハウも十分に蓄積。
大規模な生産工場がいくつも存在し、開発スピードも圧倒的。

中国国内で、シェア獲得競争が加熱しているため、コストも品質も改善され続けています。

現在の状況をみる限り、わざわざ日本国内で電子タバコを開発・製造するメリットよりもデメリットの方が大きくなるようです。

この流れは、日本企業だけに止まらず、ベイプが日本よりも普及している欧米諸国でも同様。

こうした様々な理由により、リキッドを除いて、ほとんどの製品が中国企業で製造されているという事実は認識しておきたいところ。

日本製の電子タバコは存在しない?

電子タバコ

電子タバコ製品を見ていると、中には「日本製」を冠した製品もあります。
しかし、こうした製品もよくよく見てみると、本体の生産国は中国で製造された製品。

「日本製」と書かれている場合、付属するカートリッジリキッドが国内の製品であるという場合が多くあります。

実は、「製造国」の表記はルールが曖昧。

部品を国外から輸入し、最終的な組み立てを日本国内で行ったとしても、「日本製」という表記が許される場合もあります。

複数の国でそれぞれ加工が行われたものが輸入される場合には、いずれの国が生産国であるか一義的に決めることが困難な場合がある。

日本では実質的な変更をもたらす行為(実質的変更行為)が行われた国を「原産国」「原産地域」として扱われる。WTOの原産地認定基準では「原産国」とは「実質的な変更をもたらし新しい特性を与える行為を最後に行った国」とされている。

引用:Wikipedia「生産国」

電子タバコに限らず、部品を含め、生産国を正確に知るのは難しいのが実情。

 

ここまで説明してきた通り、日本国内で、電子タバコの製造をゼロから行っているメーカーはほとんどありません。

品質と安全性

ひと昔前まで、中国企業の作る製品といえば、日本製よりも品質が劣る。模造品が多いなど、ネガティブなイメージがありました。

しかし、現在では先に説明した通り、身の回りの生活雑貨のほとんどは、ほとんどが中国を筆頭もした海外メーカーの製品。

スマートフォンを含む精密電子機器などを見ても分かるように、中国国内で製造された製品は、高い品質基準を維持しています。
そして、この現状は電子タバコでも同じこと。

中国製の製品だから品質が低い、というイメージは、特に電子タバコでは全く当てはまりません。

むしろ、世界のシェアを見ても分かるように、事実はその逆のようです。

 

ただし、ベイプ製品が日本国内で急激に広まり始めた当初、安価な製品が大量に輸入され、品質に関する問題が頻出しました。
この時、「ベイプは壊れやすい」「不良品が多い」というイメージが広く浸透します。

特に大きな物議を醸し出したのが、2014年に報道された、リキッドの安全性に関する問題。
厚労省が調査したところ、海外製のリキッド(蒸気に変える前の専用の液体)からホルムアルデヒドが検出されました。

固体捕集装置をつけ霧化した煙を捕集分析した結果、WHOの下部組織である国際がん研究機関(IARC)における発がん性分類 Group1 に分類されるホルムアルデヒド、Group2Bのアセトアルデヒド、さらに刺激性を有するアクロレインのほか、グリオキサール、メチルグリオキサールといったカルボニル類が検出された。

引用:厚生労働省「第6回たばこの健康影響評価専門委員会」

この調査内容、厚生労働省の発表ということもあり、業界には非常に大きなインパクトを与えます。
発表を受け、ネット上には、「電子タバコは危険なもの」というニュースが一気に拡散。

具体的な銘柄が公表されていなかったため、どのリキッドから有害物質が検出されたのか、憶測が飛び交います。

こうした報道を目にすると、電子タバコは危険な物なのではないのか?と考えてしまいます。

高品質な製品が増えている

vapeを吸う女性

リキッドに含まれる有害物質の問題は、銘柄が発表されていないので、はっきりとしたことは言えません。

電子タバコの需要が急激に高まった当時、リキッドを製造していた国外の企業で、品質管理が十分に行き届いていなかったのではないか?という見方が有力です。
これは、リキッドだけに留まらず、電子タバコ本体にも言えること。

しかし、この問題以降、電子タバコの安全性が頻繁に議論されるようになります。

特に、リキッドの品質は、この問題以降、大幅に品質が改善されています。

日本国内で製造されるリキッドブランドが急速に増え始めていることも、その要因のひとつ。

リキッド

国内製を謳ったリキッド

国内のリキッドメーカーのほとんどは、日本のユーザーに安心して使用してもらうために、食品と同じ基準の成分を使用。
検査機関で有害性がないことを検査し、結果を積極的に公表しています。

もちろん、海外のリキッドメーカーも、中国企業を含め、日増しに品質が改善されてきています。
中国の大手メーカーの取り組みを見てみると、世界的な品質基準を保証するISO規格に準拠させるなど、ハードルの高い取り組みをクリアする企業も。

 

こうした傾向は、リキッドだけに限らず、ベイプ本体でも同様です。

世界的に広がる今のベイプブームは、信頼性と安全性の上に成り立っています。
この分野で競争を繰り広げる中国企業。品質への信頼性が失われれば、すぐに他社メーカーにシェアを奪われてしまうということは、メーカー側も強く認識しています。

今後も、時間とともに品質・安全性は改善されていくことになるでしょう。

安全性の高い製品を選ぶには

電子タバコと安全性

ここまで紹介してきた通り、ベイプ本体はほとんどが中国国内で作られた製品。
シェア争いが激しく、業界に向けられる視線も厳しくなる中、品質は常に改善され続けています。

編集者自信、手持ちの電子タバコは全て中国製。このサイトでレビューするためにも、たくさんの製品を使ってきています。

もちろん、全てのメーカーのベイプ本体、リキッドが高い品質を実現しているのかと言うと、残念ながらそうとも言えません。

有名メーカー、人気の製品を選ぶ

ベイプブランド

安全性に重きを置くのなら、名前の知られたメーカーから製品を選ぶのがおすすめ。

特に、安価な製品の中には、無名のメーカーから発売された製品が多数存在します。
こうしたメーカーの場合、ホームページなども存在せず、どのような安全基準で製品が作られているのか調べるのは困難です。

以下の記事では、電子タバコの中でも比較的規模が大きく、実績のあるメーカーを紹介しています。

ベイプメーカーの有名どころを紹介

日本企業が自社ブランドとして販売している製品も、安心できる要素が多くあります。

こうしたOEM製品の場合、WEBサイトなどで成分検査の結果や、安全性の基準について明記しています。

いずれにしても、購入前に一度は製品の安全性など、詳しく確認しておくと安心。

初心者向けの製品から始めてみる

電子タバコは、初心者向けの手軽な製品から、煙が多く味の濃い本格的な製品まで様々。

上級者向けの製品の中には、知識が必要な製品も多く存在します。
こういった製品は、使い方を誤ると事故に繋がる可能性も。

自信のない方は、まずは初心者向けの手軽な製品から使ってみることをおすすめします。

「カートリッジ式電子タバコ」や、「使い捨て式電子タバコ」などは、初心者の方でも手軽に使える人気の製品。

以下の記事の中では、こうした製品の中からおすすめの製品を紹介しています。

最近では、味が濃く、吸いごたえのある本格的な製品の中にも、初心者の方が扱いやすい製品も発売されています。
味の濃さや煙の多さを重視したいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。

 

今回の記事のまとめ

以前よりは少なくなったものの、「中国製の電子タバコは品質が低い」という誤ったイメージが、一部のユーザーに広がっていました。

こうした誤ったイメージの背景には、厚労省の専門委員会が発表した、安全性に関する発表。
それを受けた一部の極端なメディアの反応も要因として考えられそうです。

今回の記事で紹介したように、電子タバコはほとんどの製品が中国で製造されています。
むしろ、日本で製造されている製品は皆無と言っていいほど。

「日本製」と冠した製品も、内実はリキッドや最終的な検査・パッケージングを日本国内で行なっているだけ、、という場合があります。

結論から言えば、中国製の電子タバコの品質が低い、ということはまず考えられません。

もしそうなってしまうと、日本国内(ひいては世界)の電子タバコほとんど全てを否定することになってしまいます。

品質について考えるなら、具体的には、製造者がはっきりとしない、一部の安価な電子タバコには注意が必要です。
こうした製品は、安全性に関する基準が設けられておらず、責任や保証も曖昧。不良品が多いことも予想されます。

中国国内には、今や無数の電子タバコメーカーが存在します。その中から、実績のあるメーカーを選ぶことはそこまで難しいことではありません。

購入する側も、商品について調べる努力が必要となります。
事前に少し調査するだけでも、不良品を購入するリスクはずいぶん防げるのではないでしょうか。


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