電子タバコ(ベイプ)の害は大丈夫?これがリアルな最新情報

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禁煙したいけど、うまくいかないから、電子タバコに切り替える!

そんな声を、ここ最近よく聞くようになりました。

電子タバコの人気は国内でも衰えを見せず、アイコスやプルーム・テックなど、加熱式タバコの発売でさらに盛り上がっているようです。

今後もベイプは人気アイテムの一つになることは間違いないと思います。

しかしながら、健康を意識してニコチン・タールが入っていないベイプにシフトする喫煙者が増える一方、どんな時でもベイプに関する害を心配する声が後を絶ちません。

  • ベイプは健康被害があるのか?
  • 副流煙は大丈夫なのか?
  • ベイプで禁煙できるんでしょ?

そんな疑問に関して、今回は、現在まで確認されているベイプの害についての見解をまとめてみようと思います!

注意

アイコスやグローなど、タバコの葉を使用する「加熱式電子タバコ」は、ニコチンと、タールが少量含まれています。

ここでは、一般的なリキッド補充式電子タバコ、通称ベイプの安全性と害についてお話しします。

加熱式タバコが健康に与える影響については、以下の記事で詳しく解説しています。

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また、電子タバコやベイプの種類については、以下の記事で説明しています。

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一般的なタバコがなぜ有害なのか

タバコの害

電子タバコ(ベイプ)の話に入る前に、なぜ通常のタバコが有害なのかについて、簡単にお話ししようと思います。

「タバコは健康に悪い」というキャッチフレーズはよく耳にします。
しかし、何が、どうして体に悪いのか?基本を理解しておくと、電子タバコの健康への影響も理解しやすくなるはずです。

タバコの代名詞「ニコチン」とは

ニコチン (nicotine) は、アルカロイドの一種の有毒物質である。主にタバコ属(ニコチアナ)の葉に含まれる天然由来の物質である。揮発性がある無色の油状液体。

引用元:ニコチン - Wikipedia

タバコと言えばニコチン。
この単語は皆さんにも馴染みがあるのではないでしょうか。

ニコチンはタバコの主成分で、基本的な作用としては神経系への刺激を与える事で知られています。

ニコチンを摂取すると起こる体の変化

神経系に作用するニコチンの代表的な効果は下記の通り。

  • 集中力増加
  • リラックス効果
  • 血管収縮
  • 血圧上昇
  • ニコチン依存

ニコチンを摂取すると、脳が落ち着いたり、集中力をアップさせてくれる効果があります。
その一方で、血管が収縮したり血圧が上昇したりと、体への負担も少なからず発生する、という事も覚えておきたい症状の一つです。

これに加えて、なんといってもニコチンは依存性がとても高い物質として有名です。

タバコをやめられないという人は、この神経系に作用するニコチンが原因なのです。

有害物質として知られるタールとは

タバコの害

タバコが健康に悪影響を及ぼす主な原因として、タールが挙げられる

タバコは体に悪い!とよく言われますが、その大きな理由はニコチンだけではありません。
実は、健康への悪影響はタールが深く関係しています。

タールとは、タバコを燃焼させる際に発生する、黒褐色のべたべたした油状の液体の事を指します。

恐ろしいことに、タバコの葉が熱分解される際に、なんと約4,000種類の化学物質が結合されて、最終的にタールになるのです。

そして、そのうちの約2,000の化学物質は人体に被害を及ぼすとされています。

タバコを吸うと、部屋の壁や自分の歯が黄色くなるのは、まさしくこのタールの仕業。
化学物質が含まれた煙は、人間だけでなく、物に対しても強く影響するほど非常に強い物質なのです。

タバコの副流煙が危険視されるのも、このことが理由とされます。

タールを摂取すると起こる体の変化

タールは、発がん物質と発がん促進物質を含む猛毒。恐ろしいことに、タールは体内の正常な細胞を悪性腫瘍、つまり、がんに変換させる非常に危険な物質なのです。

タバコは「百害あって一利なし」という言葉もあるとおり、喫煙を続ける限りその行為は害でしかないのです。

ポイント
「タバコを吸うと肺がんになりやすい」というフレーズをよく聞きますが、実はニコチン自体には、発がん性はありません。
一般的には、タバコのニコチン中毒により、タバコを辞められなくなり、タバコに含まれるタールにより発がんしやすくなる、と言われています。

電子タバコ(ベイプ)の害について

次の動画では、紙のタバコの煙とベイプの煙を、長時間水の中に吐き出した結果です。

最後の方では、紙のタバコの煙を吐き続けていた方の容器では、べったりと黒いタールが付着し、水も薄茶色く濁っているのが分かります。

一方、ベイプの水蒸気を吐き出し続けた方の容器は、一切変化がありません。

この動画を見ても、ベイプと比べてどれだけ紙のタバコが有害物質を含んでいるかが理解できるかと思います。

現に、通常のタバコとベイプを比べた場合には、ベイプの方が圧倒的に健康リスクは低いことで知られています。

「じゃあ、ベイプは安心・安全じゃないか!」

と思う方もいることでしょう。
しかし、ここでは電子タバコベイプの害について、私なりの結論からお伝えします。

ベイプは100%安全かと言ったら、残念ながらそうとは言えません。

絶対安全と言えない理由

  • 通常の紙タバコよりはずっと健康被害は少ない
  • しかし、長期間の使用に基づいたデータが未だにない
  • リキッドや使い方によってはリスク発生の可能性も考えられる

次の章からは、ベイプに関する健康被害について詳しく説明していきます。

火を使わないベイプはニコチン・タールは発生しない

日本国内で販売されている電子タバコ(ベイプ)のリキッドは、法律により決められているため、ニコチンが含まれていません(海外から個人輸入などで、ニコチン入りのリキッドを購入する場合はこの限りではありませんが)。

さらに、タバコの葉を使用しないベイプは、タールを発生させません。このことから、電子タバコ(ベイプ)を禁煙に用いる人もいます。

ベイプを使用すれば通常のタバコで懸念視されるような有害物質は摂取しなくて済見ます。この点では、安心と言えそうです。

ポイント
海外で販売されているリキッドは、一般的にニコチン入りが主流です。
国内のリキッドを使用する限り、ニコチンを防げるのでおすすめです。

ベイプ特有の煙について

電子タバコの水蒸気

リキッドを熱し、水蒸気にすることでその味を楽しむのがベイプの大きな特徴。
ここでのポイントは、ニコチンの含まれないリキッドを使用すれば、副流煙での健康被害も無いとされていること。

海外では、室内でベイプを使用した人の空気を調べる実験が行われました。結果、ベイプを室内で吸っていた人の部屋の空気は、ベイプを使用しない人の空気と同じレベルだったという検査結果が出ています。

ニコチン入りのリキッドを使用する場合、水蒸気にもニコチンが混ざるため、喫煙者はニコチンを摂取することによる体への影響から逃れられません。
そして、「ニコチン入りの水蒸気による副流煙被害の可能性は低い」とされつつも、やはり100%問題ないとは言い切れていないのが現状です。

ニコチン入りのリキッドを使用しない日本国内においては、ベイプの健康被害の可能性は限りなく少ないと考えられそうです。

ベイプのリキッドの安全性について

電子タバコ(ベイプ)を楽しむためには、味付きのリキッドが必要不可欠となりますが、このリキッドのベースとなる主原料はこちら。

  • 植物性グリセリン(VG)
  • プロピレン・グリコール(PG)
  • 精製水

通常このリキッドは無味無臭で、このベースリキッドに香り成分を混ぜ合わせたものが、私たちの手にするベイプのリキッドなのです。

この植物性グリセリンや、プロピレン・グリコールは、私たちが日常生活で良く手にする化粧品にも含まれていたり、さらには医療の現場で使用されることも多い物質。

つまり、これらの物質は通常私たちに健康被害を及ぼさないと考えられているのです。

ベイプや加熱式タバコの煙の成分について、詳しくは以下の記事でも紹介しています。

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ベイプのリキッドは長期的な実験結果が未だない

私たちの生活に深く結びついている、植物性グリセリンや、プロピレン・グリコール。しかしながら、ここで心配されているのは、このようなリキッドを定期的に吸引した場合にどうなるのかということ。

ベイプはまだまだ誕生からの歴史が浅く、長期的なデータがほとんど整っていないことが現段階での最大のデメリットと言えます。
そのため、確証的な根拠は誰も示せない為、ネットで「電子タバコは危険かどうか?」という記事なども盛り上がりを見せています。

残念ながら、こればかりは時間とデータの積み重ねが必要となってしまいそうです。

リキッド成分でアレルギー反応が出ることも

アレルギーは、いつどのタイミングで自分の体に起こるのか、まったく分からないものです。
過去、ベイプを使用した人が、プロピレン・グリコールのアレルギー症状を訴えるケースが、僅かながら存在した、という事実もここでご紹介しておきます。

プロピレン・グリコールアレルギーの人

プロピレン・グリコールは、私たちの化粧品の「保湿成分」として配合されていたりします。このことから、日常的に私たちの生活に密にかかわりあっている成分であることは間違いありません。

プロピレン・グリコールは、基本的に人体への影響が極めて低いとされる成分です。

アレルギーの人は、プロピレン・グリコールの入ったリキッドを吸った後に、体調不良を訴えたそう。
もしも、あなたがプロピレン・グリコールの入ったリッドを吸った後に「あれ?」と思うようなことがあれば、植物性グリセリン100%のリキッドを使用することをお勧めします!

プロピレン・グリコールアレルギーの動物

もしもあなたの家で猫を買っているのしたら、要注意。

なぜならば、猫は体質上プロピレン・グリコールを摂取すると、溶結性貧血になってしまう事が実証されています。

自宅でプロピレン・グリコール入りのリキッドを使用すると、その煙から猫はその成分を吸収してしまいます。
自宅に猫がいる場合には、プロピレン・グリコールの含まれない、100%植物性グリセリンのリキッドを使用しましょう。

猫

海外産の一部リキッドに注意

国産のリキッドを使用する場合には、ニコチンが含まれていないことが保証されているので安心です。

しかし、海外製のものを使用するときには注意が必要です。もしかすると、すでにニュースなどで聞いたことがあるかもしれませんが、「ニコチンなし」と記載された海外製のリキッドが、実はニコチンが含まれていた、というケースが発生していたためです。

また、ニコチンの有無だけでなく、海外製の安価なリキッドでは、製造過程でどのような物質が混入しているのか把握できないのが正直なところ。
あまりにも安価なリキッドや、信頼できないリキッドはなるべく避けた方がベターです。

ポイント
体内に水蒸気として吸い込むリキッドは、安心して使用できる国産のものを選ぶことをお勧めします。

海外製のベイプの爆発事件について

時折ニュースを騒がせているのが、国外で起こる電子タバコ(ベイプ)本体による発熱・爆発事故ではないでしょうか。

これらは多くの場合、粗悪なベイプ商品を使用したことや、知識が無いにも関わらず電気的なカスタマイズをしたために起こってしまった事件です

ベイプは、リキッドを気化させるための「コイル」部分を自作したり、バッテリーの出力を調整することができます。
しかし、これらのカスタマイズは電気的な知識が無ければバッテリーに負荷をかけてしまい、発火事故の原因になってしまいます。

こうした無理なカスタマイズが原因では無い場合、本体が粗悪な商品だった可能性が考えられます。

このような事件は、「携帯電話の発火事故」と同様に、バッテリー部分の発火が原因です。

ただし、最近ではこうした事故を踏まえ、ベイプを製造するメーカー側も品質基準をとても高く設けています。

もともと、中国メーカーが規格化に成功し、開発から技術研鑽、ノウハウを蓄積してきた経緯があるベイプ製品。
そのため、ほぼ全てのベイプ製品は中国、または中国との合弁企業が開発・製造しています。

中国メーカーと聞くと、量産され、品質が低いというイメージを持つ方もいるようですが、実際のベイプ製品を手に取ると、品質が非常に高く保たれていることに気づきます。

中国のベイプメーカーは競争も激しく、特に高い安全性と品質を要求されるベイプグッズは、品質を高く保つことが生き残るために必須となっていることが背景にあると思われます。

ベイプを使用する場合には、安心して使用できる、実績のあるブランド選んで購入するようにしましょう。
ここまで説明してきたように、ベイプは正しく使う限り、安全な製品です。

主要なメーカーは、欧州の安全品質基準であるCEマークを取得しており、国際的な安全基準にも準拠しています。
値段だけで選ぶのではなく、実績のある、世界的に認められているメーカーの製品を使うことをおすすめます。

以下の記事では、特にベイプメーカーで信頼と実績のあるブランドを紹介しています。

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ベイプに関しての専門家の意見

さて、まだまだ歴史の浅いベイプ。

その健康被害については、現段階で未知数であると言えます。世界保健機構や日本呼吸器学会では「ベイプの安全性をまだ解明できていない」との回答がされています。

しかしながら、ベイプの火付け役となったイギリスでは、ベイプ自体の安全性が証明されていると謳っていることも事実。

イギリスでは、通常のタバコと比べてベイプは95%も健康被害を抑えられると発表しています。

健康被害の深刻なタバコよりも、ベイプの方がずっと安心

「ベイプは100%安全か?」と聞かれると、この記事でもお伝えしてきた通り、まだ完璧な証拠がそろっていない為、絶対に安全だとは言い切れません。

長期的なデータが無いベイプは、あくまでも自己判断のもと使用することが大前提です。
ただし、イギリスにおいてベイプの安全性が少なからず証明されているなど、世界中でベイプに関する情報が今後もアップデートされることでしょう。

いずれにしても、電子タバコは嗜好品。
通常のタバコやお酒と同じく、何事もほどほどに楽しむことが大切になるということは間違いありません。

押さえておきたいポイントまとめ

  • 粗悪なベイプ商品を選択肢から除外すること
  • 実績のある、信頼できるメーカーの製品を選ぶこと
  • あくまでも自己判断でベイプを使用すること
  • 無理なカスタマイすは避け、ベイプのメンテナンスを怠らないこと

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