現状では、まだ購入できる地域が限られているプルームテック。
でも、実は「ベイプ(VAPE)」を持っていれば、プルームテックを楽しむことができます。
プルームテックもベイプも、リキッドを蒸気に変える構造はほとんど同じ。やり方次第では、ほとんど味が変わらずに吸うことができます。
とはいえ、そもそも推奨されたやり方ではありませんし、注意すべき点もあります。
実際に、ベイプでプルームテックのたばこカプセルを吸ってみた感想や、プルームテックのたばこカプセルが取り付けできるベイプ製品、パーツ(ドリップチップ)なども紹介してみたいと思います。
この記事の目次一覧
ベイプでプルームテックが使える!
ベイプもプルームテックも、基本的な構造はとても似ています。
ベイプ製品は、風味のついた「リキッド」を、蒸気に気化させて吸うものです。
プルームテックも、カートリッジの中に「リキッド」が含まれています。ただし、プルームテックは、リキッドを蒸気にした後に、たばこカプセルを通過させて吸っています。
たばこカプセルを蒸気が通過することで、たばこカプセルの中に入っている「タバコ葉」の風味やニコチンを吸うことができるのです。
ちなみに、プルームテックのカートリッジに含まれるリキッドには、ベイプのように風味はついていません。無味無臭のリキッドを、たばこカプセルに通過させているのです。
ということは、ベイプの蒸気をたばこカプセルに通過させて吸うことができれば、プルームテックと基本的には同じということになりますね。
、、それが、できるんです。
方法は2つあります。
まず1つ目は、たばこカプセルが取り付け可能なベイプを購入する方法。
もうひとつは、たばこカプセルを取り付けるためのパーツ、「ドリップチップ」を買う方法です。
すでにベイプを持っているのなら、2つ目の方法「ドリップチップ」を購入するだけで良いかもしれません。
それから、たばこカプセルの味をプルームテックと同じように味わうためには、味のついていないリキッドも購入することをおすすめします。
それぞれの製品や注意点を、順番に説明していきます。
たばこカプセルが取り付けられるベイプ製品
実際の商品を見てみると、プルームテックのたばこカプセルを吸うためのベイプ本体と、いくつかのパーツがセットになって商品が販売されています。
セットではなく、別々のパーツを購入して組み合わせることも可能です。
実際に購入してみた製品を紹介していきます。
製品名 | 付属品 | 価格 |
Eleaf iCare 140 プルームテック対応キット< |
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¥4,980 |
SAROME VAPE-1 |
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¥5,900 |
justfog Q14 プルームテックキット |
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¥3,680~4,980 |
この3つの製品は、煙の量が多すぎないので、プルームテックを吸うにはちょうど良い製品と言えそうです。
もちろん、プルームテックのたばこカプセルを付けず、ベイプのみの機能を使用することもできます。
個人的なおすすめは、JustfogのQ14。これは、ベイプ専用のリキッドを吸ってみても、なかなか濃い味が出ます。それから、デバイスとしてもサイズが小さい上に非常にかっこよく、完成度の高い製品だと思いました。
ベイプとして使ってみた感想や、たばこカプセルを取り付けて吸ってみた感想もレビューしているので、ぜひ参考にしてみてください。
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SAROME VAPE-1は、ドリップチップの部分はプルームテック用に作られた独自の製品ですが、実はEleaf iCare 140 のOEM商品です。
本体の基本的な作りは全く同じもので、同じベイプです。ただ、塗装の質感やケースが全く別物で、まるで違う製品のように見えます。
SAROME VAPE-1のほうが、明らかに高級感があります。
そんなことよりも安い方がいい!という方は、Eleaf iCare 140 がおすすめ。あとで説明するベースリキッドもついているので、たっぷりとたばこカプセルを楽しめます。
付属のドリップチップも、たばこカプセルがぴったり入って、とても吸いやすいですね。
個別のレビュー記事では、たばこカプセルを実際に吸ってみた感想などを詳しく紹介しています。気になった商品があったら、レビュー記事も読んでみてください。
専用ドリップチップを買う
すでにベイプを持っているのなら、たばこカプセルをセットする専用の「ドリップチップ」を購入すれば、たばこカプセルを取り付けて楽しむことができます。
実際に購入したドリップチップですが、以下のようなものです。
一般的なベイプアトマイザーのドリップチップの企画である、510規格のドリップチップです。
このドリップチップは、Amazonなどでも売られています。
ただし、なるべく出力の小さいベイプか、または出力を調整できるベイプを使うようにします。
出力が大きく熱を持ちやすいベイプは、たばこカプセルが溶けてしまうかもしれないので注意しなければいけません。
煙の量が多すぎるのも問題です。たばこカプセルを一気に消費してしまいます。
本来のプルームテックのように味わいたいのなら、煙の量が少なく、出力がやや弱めのベイプを選びましょう。
ベイプでプルームテックを吸ってみた感想
実際に吸ってみると、味はベイプ本体で吸ってもプルームテックで吸っても、何も変わりません。もちろん、ニコチンのキック感(喉への刺激)も感じます。
リキッドに何を使うかで、煙の味が変わります。
実際に使った感想は、それぞれのレビュー記事に書いていますが、iCare 140や、SAROME VAPE-1、Justfog Q14 は、煙の量もちょうど良いか、少し多いかな?くらいです。
プルームテックよりも煙が出るので、一度に長い時間 吸い込むよりも、少しずつ吸ったほうがたばこカプセルの減りが少なく、熱も気にしなくて済みます。
ただし、ベイプでプルームテックを吸うことには、メリットもありますし、デメリットもあります。
プルームテックをベイプで吸うメリット
まずメリットとしては、ベイプもプルームテックも両方吸えることです。
ベイプなら、いろんな味のリキッドを楽しめます。プルームテックだけでは、楽しめる「味」の数が少なすぎるように思います。
それから、やはり煙の量が多くなるというのはメリットです。吸った満足感も少し大きくなるように思います。
別の視点のメリットとして、減塩や禁煙にも使えるということがあります。
ベイプに慣れてくると、うまくいけばニコチンの入っていないリキッドでも満足できるようになるかもしれません。
これは人によりますが、徐々にたばこカプセルからベイプへ切り替えて、「脱ニコチン」が実現できるかもしれません。
最後に、ベイプのリキッドと、たばこカプセルを組み合わせると、オリジナルの味を作り上げて楽しむこともできます。
たとえば、メンソールのリキッドでたばこカプセルを吸うと、少し刺激が強くなったりもします。
色々と研究していくと、なかなか面白いです。
プルームテックをベイプで吸うデメリット
プルームテック単体で吸うよりも、ベイプを使うことでややこしくなることもあります。
特にプルームテック単体よりも大変なのが、メンテナンスです。ベイプは、基本的にはメンテンスが必要な製品です。リキッドの味を変える時には、味が混ざらないように毎回タンクを掃除する必要があります。
それに、ベイプは定期的に「コイル」という部品の交換が必要です。毎日吸っていたら、1週間に1度くらいは交換することになるかもしれません。
慣れないうちは、リキッドの補充も手間に感じるかもしれません。
こうした「メンテナンス」や「部品交換」の手間がかかるのが、ベイプなのです。プルームテックだけなら、メンテナンスは必要ありませんよね。
それから、サイズの問題もデメリットになり得るかもしれません。ものによっては、大きくて持ち歩くには邪魔になる場合もあります。
しかし、こういったデメリットもありますが、ベイプはベイプの違った楽しさがあります。
いろんなリキッドを試したり、自分なりにカスタマイズして、凝ったことがしたい!という人や、家電などのデバイスが好きな人なら、すぐにハマってしまいます(保証します)。
リキッドによっては、ニコチンの入ったプルームテックよりも全然、美味しいものもあります(実際に吸ってみて、そう思います)。
互換バッテリーという方法もある
プルームテックは高くて買いづらい、でもベイプのメンテナンスも面倒くさそう、、
そういう人は、「互換バッテリー」を購入するという選択も考えられます。
互換バッテリーは、プルームテックとほぼ同じ機能、形をした、他社製の製品です。これとタバコカプセルだけ持っていても、純正品と同様にベイプを楽しむことができます。
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個人的に思うことは、「ベイプ」は魅力的な製品です。私自身、一度手にしてハマってしまいました。ベイプには、独特の魅力があるように思います。
少しでもベイプに興味を持たれた方は、ぜひ一度、試してみてほしいなと思います。