最近、友人の前で電子タバコを吸っていると、必ず聞かれる質問があります。
それは「電子タバコって安全なの?」という質問です。最近ではすっかりお決まりの質問となってしまいました。
安全な電子タバコはあるの?
私なりの感想を正直に言うと、実際に1年ほど電子タバコを吸ってみて、今の所肺や喉に不調をきたしたことはありません。ただ、安全性については、ひとつ思うことがあります。
それは、選ぶリキッドによって、安全性には大きく違いが出るのではないかということです。
本体の安全性について
よく、電子タバコは安全かどうか?と聞かれますが、電子タバコ自体はほとんどの製品が構造的には変わらないと思います。
アトマイザーと呼ばれる部分でリキッドを加熱していて、あとはバッテリーと口に加える部分だけです。とてもシンプルですね。
電子タバコをしばらく使っている方なら、ほとんどの場合、アトマイザーやドリップチップを交換します。
リキッドが付着しますし、数種類のリキッドを使うときに味が混ざらないようにするためですので、当然と言えば当然です。大抵は社外製のアトマイザーを購入するわけです。
基本的には市場で販売されているほとんどの電子タバコ、そして関連製品は中国で製造された物です。以前の記事にも書きましたが、本体に関しては純国産の電子タバコは存在するはずがありません。
市場にあるVAPE製品のほとんどは、中国で特許が取られたものです。本体に関しては、どのような製品もほとんどが似たような構造という事です。
リキッドは慎重に選ぶ
安全性について気をつけなければいけないとしたら、電子タバコで気化して肺に入れることになる、リキッドの方でしょう。
電子タバコの安全性がメディアで取り沙汰れる際は、このリキッドの安全性についてが主となります。
- リキッドに含まれる成分に、発がん性があるのでは?
- リキッドに含まれる成分が、肺に悪影響を与える?
- 本来入っているはずのない、ニコチンが入っていた
- リキッドによっては、喉の痛みや頭痛を引き起こす?
リキッドは直接肺に入れる物質です。どのようなリキッドを選ぶかによって、体へ受ける害も異なるという事が言えるようです。
電子タバコ本体と異なり、リキッド自体は様々な製造国の物がありますし、一手間かければリキッドを自作する事もできます。化学物質が沢山含まれたリキッドを選ぶこともできますが、100%オーガニックリキッドと呼ばれる製品を選ぶこともできます。
また、最近では、安全性に配慮した国産のリキッドも少しづつ登場しています。
日本国内で成分を分析されたリキッドなので、海外で製造されている物に比べると多少は安心して使うことができるでしょう。
リキッドを購入する時に気をつけること
電子タバコの分野では、すでにかなり先を行っている米国では、電子タバコのリキッドの製造も盛んに行われています。
既に一大産業として巨大なリキッドの製造会社がいくつもできていますが、どのメーカーも安全性への配慮は日本以上に緻密に行われているようです。日本とは違い、訴訟のリスクが高いという事を考えれば、当然のことかもしれません。
様々な検査機関が安全性を調査しているという事を考えれば、なぜここまで電子タバコの危険性が取り沙汰されているのか、不思議に感じてしまいます。おそらく、ごく一部の安全性が低いリキッドが問題にされているのでしょう。
私個人としては、米国のリキッドは風味も深く、安全性にも配慮されているリキッドだと考えており、メインで使用しています。
逆に、安すぎるリキッドは味や品質も確実に劣るので、絶対に使用しないようにしています。