近年急速な消費拡大を見せている電子タバコ「VAPE」ですが、WHOが規制を勧告するなど、その安全性に疑問が投げかけられています。。
WHOが未成年に販売しないよう勧告した理由は、電子タバコ「VAPE」に使用されるリキッドに、ニコチンが含まれているものがあるということ。そして、リキッドそのものに発がん性物質が含まれている恐れがあるためです。
電子タバコ「VAPE」は、禁煙ブームの波に乗り、タバコに代わる新しいアイテムとして、欧米を中心に人気を集めています。専用のリキッドを使用して、自分の好きな風味を楽しめる上に、外観のファッション性も注目され続け、禁煙者だけでなく、未成年者や女性などにも急速に広がっていきました。
禁煙のためのアイテムであったはずの、電子タバコ「VAPE」ですが、ニコチンが含まれているリキッドには、使用している本人だけでなく、通常のタバコと同じように、受動喫煙と同じことが起きてしまう恐れもあると懸念されています。
海外では妊婦や未成年者への販売を制限するなどの規制が始まっているようですし、日本でも、販売者が購入者に年齢制限を設けるなど、自主規制の動きが強まっています。
現時点では、日本は欧米ほどVAPEの人気はありませんが、現在の、海外における電子タバコ「VAPE」の注目度を考えると、日本での電子タバコ「VAPE」の需要も、更なる高まりを見せるのは当然と言えます。
世界的に電子タバコ「VAPE」に対する規制が強まる中で、今後日本でも、国が規制に乗り出すことも十分に考えられます。