電子タバコだから、どこで吸っても構わないだろう..
という考え方は、最近では徐々に変わってきているように感じます。
日本は、海外と比べると、電子タバコへの規制は非常にゆっくりとしており、未だに年齢制限や販売の規制は明確には進んでいません(2014年現在)。
未成年への電子タバコ製品の販売も、現状ではあくまで販売店自身の「自主規制」に留まっています。
一方、欧米や電子タバコの普及が日本よりも進んでいる国々では、電子タバコに対する規制が徐々に進んでいます。
例えば、米国の主要都市では、喫煙が許可されている場所以外での電子タバコの使用は全面的に禁止されています。
唯一、日本国内で明確に電子タバコの喫煙が禁止されているのが、JR北海道です。
JR北海道では、駅施設内や禁煙エリアで電子タバコを使用する事を明確に禁止しています。
世界的には、WHO(世界保健機関)が、公共の施設での電子タバコ使用を禁止する勧告を出すなど、明確にされていなくとも、電子タバコの喫煙にはある程度のマナーが求められています。
「喫煙場所以外での使用は控える」のがマナー
電子タバコだから、どこで吸っても良いだろうという考えは、常識的に考えると無理があります。
法的に規制がされていないから、という話は、この際置いておきます。
電子タバコの事をよく知らない人から見れば、モクモクと煙が上がる電子タバコを、目の前で吸われて良い気分がすることはまずありません。
混雑した電車内で電子タバコを吸えば、大きな問題になるでしょうし、場合によっては警備員に止められるかもしれません。ちょっと気が荒い乗客が居れば、怒られるかもしれません。
電子タバコは、はたから見れば普通のタバコとなんら変わりませんし、むしろ煙の量は本物のタバコよりも濃くて多い事さえあります。
副流煙による健康被害はほとんどないからとか、法的に問題ないからという問題ではなく、常識的に考えれば、喫煙場所以外での電子タバコ使用は控えるべきでしょう。