健康のために、紙タバコからアイコスに変更するべきか？
いやいや、アイコスよりもプルームテックのほうが健康に良さそう。
そんなふうに考えて、プルームテックを使い始める人も多いのではないでしょうか。
たしかに、他の加熱式タバコと比較してみると、プルームテックの方がアイコスやグローよりも発生するタールは少ない（というか、プルームテックはほぼ発生していない）ようです。
喉に感じる煙の感覚も、プルームテックの方が「ライト」な印象。
しかし、実際に数ヶ月吸ってみると、やはりプルームテックもタバコなんだなとしみじみ感じます。
プルームテックは、もちろんタバコ葉を使用しています。紙タバコと変わらず、ニコチンが含まれています（当たり前ですが）。
それよりなによりも、長く吸っているとプルームテックと言えども、身体的に様々な負担を感じます。
個人的に、プルームテックを長期間吸って感じた不調について書いておこうと思います。
健康のためには、種類を問わず禁煙することが一番、、というのは当然のことなのですが。
この記事の目次一覧
プルームテックで健康に不調を感じた
今発売されている加熱式タバコの中でも、メーカーの発表した資料を読む限り、プルームテックは明らかに発生するタールの少ない製品です。
紙タバコと比較すると、むしろタールは「全く」と言っていいくらい含まれていません。
タバコにおける、有害性（発がん性含む）のほとんどは、タールに含まれる有害物質が原因とされています。
理屈で考えれば、プルームテックはほとんど害のないタバコ（ニコチンを除いて）、というふうに考えられます。
しかし、編集者の場合、実際にプルームテックを吸って感じる健康への負担は、他の加熱式タバコや紙タバコとほとんど変わりませんでした。
タールがほとんど発生しないとはいえ、ニコチンが含まれている以上、健康上、表面的な数値では分からないレベルで様々な負担があるのではないか？と思っています。
プルームテックを吸って感じた体調不良
私がプルームテックを吸い始めたのは、半年ほど前。それまでは禁煙していました。
もともと、このサイトで「ベイプ」との違いをレビューするために加熱式タバコとベイプを吸い比べていたのが始まりです。
JTから報道向けに公開されている有害物質の数値を読み、「プルームテックはほとんど害がない」という認識でいました。
禁煙しているにもかかわらず、プルームテックだけはほとんど毎日家の中で吸っていました（禁煙になってない）。
吸った感じ、ニコチンがほとんど入っておらず、とてもライトな感じがしたのです。
JTの資料を見て、タールがほとんど入っていない、つまり、理論上、健康への負担がほとんどないというイメージも、プルームテックの喫煙に繋がりました。
気がつくと、プルームテックは「例外」「ほとんど害がない」という口実を自分の中で作ってしまい、普通に喫煙をしてしまっていました。
気が付いた時には、やっぱり軽いニコチン依存状態に戻っていました。なんてこった、、
その上、１ヶ月も吸っていると、以前紙タバコを吸っていた時のような健康への影響を感じ始めます。
頭痛
私の場合、もともと偏頭痛持ちなんですが、プルームテックをしばらく吸った後に発生した偏頭痛は、半端ないものでした。
いつもの痛みが４なら、８くらいの痛みがこめかみを突き刺します。この痛みが訪れると、一切動けません。
ニコチンの影響なのか？プルームテックに含まれる化学物質のせいなのか？さすがにビビりました。
家族から見ても、頭痛が起きた時の私は「とても見ていられない」と言うほど。
これはもちろん、偏頭痛持ちの私に限って起きた話しだと思いますが、この件が起きてから、プルームテックを口にすることはなくなりました。
今後も、レビューのためにプルームテックをちょこっと吸うことはあっても、継続して吸うことはまずないと思います。
喉の痛み
これも、プルームテックを吸い始めてすぐに実感したこと。とにかく喉が痛い。
多少が喉が痛くても、ニコチンに依存しているので吸ってしまうのですが、特に夏に入る前の時期は喉の痛みがひどく、「たぶんプルームテックが原因なんだろうな、、」と思いつつ、見て見ぬ振りをしていました。
原因？全く分かりません。ニコチンには血管を収縮する働きがあるのは周知の事実ですが、それ以外にもなんらかの理由があるのでは？と考えています。
疲れやすさ
これは、タバコ依存の典型的な症状です。紙タバコを吸っている時も同じく感じていました。
プルームテックを吸いながら仕事をしている間は、どんどん仕事が片付きます。ニコチンには良い面もあります。
しかし、これには反動があります。
吸っていないと吸いたくなるし、吸わないでおくと疲れやすくなる。そして、完全にやめてニコチンが抜ければ元気になります。
自分で書いていて思うですが、やはり、ニコチンは麻薬に近いような、、、しかし、これが私の感じる本当のところです。
朝のだるさ
上に書いたのと同じ理由で、喫煙が習慣化すると朝がだるい。私は、早起きを心がけていますが、喫煙をしている時に限って、朝起きるのが辛くなります。
やめると、私の場合ですが、調子が良いです。
ここまで、全てプルームテックの話です。
プルームテックも依存する
実際に吸ってみるまでは、プルームテック程度のニコチン濃度なら、依存はしないだろうと思っていました。
後になって、これは甘い考えだったと痛感します。
毎日吸っていれば、プルームテックとは言え、１ヶ月もかからずに依存します。
もちろん、どのくらいの量を吸うかによりますが、実際にやってみれば理解してもらえると思います。
１度禁煙（今回で2度目）した私にとっては、良い教訓になりました。
プルームテックは安くない
今回しばらく吸ってみて、プルームテックは決して安くないということを実感しました。
結局、紙のタバコの頃と同じように、１日１箱以上を簡単に吸ってしまいます。
現在、460円、10月から値上げされるので、490円。
490円で毎日１箱吸ったら、月に1万５千円も必要になるじゃないですか。
ちょっと、私には続けられません。
結局、吸わないのが一番かもしれない
紙タバコよりもプルームテックの方がタールの含有量も少なく、健康への影響は少ない。この事実に、間違いはないと思います。
しかし、たとえ電子タバコとは言っても、ニコチンが入っていることに何も変わりはありません。
実際に、しばらく吸ってみれば分かりますが、確実に依存します。健康への悪影響を感じます。
人によっては何も感じないかもしれませんが、ニコチンや化学物質の吸引を継続する以上、健康への影響は避けられません。そう思います。
吸わないに越したことはない。
編集者の場合、タバコがこの世から無くなった方が良いとは全く思いません。
休憩時間の一服、至福の楽しみは、よく理解できます。当たり前です。
私の場合、今でもキャンプに行くと、特別な楽しみとして、夜の杯（さかずき）に続いて、紙タバコに火を点けます。格別です。
ただ、健康や自分の体質的なことを考えると、「自分はタバコは吸わない方が良いんだろうな」とはっきり思います。
私は、自分自身の体の不調について、人一倍敏感な体質だからです。
結局、後から体調に不具合が生じてきます。
今後は、このサイトでのレビュー用途以外で、プルームテックを吸うことはなくなると思います。
これまでオッケーでしたが、偏頭痛がちょっとなあ、、
