2018年に入り、一段と販売ルートが拡大したプルームテック(Ploom TECH)。
まだ加熱式電子タバコを使用したことのない方にしてみれば、本当にプルームテック(加熱式タバコ)で満足できるの?ニコチンは足りるの?吸いごたえや味はどうなの??
、、などなど、いろんな疑問が湧いてきますよね。
私自身、購入から2週間ほど継続して使い続けてみた感想ですが「良い点も悪い点も両方存在する」というのが正直な評価です。
今回は、10年以上タバコ(紙のタバコ)を吸い続けてきた筆者が、プルームテックを毎日使ってみた使用感、満足感をじっくりレビューしていきます!
味や満足感以外にも、副流煙や口臭などの匂いについてなど、気になる情報もまとめています。
購入を検討している方にとって、きっと役立つ情報になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次一覧
プルーム・テックってこんな商品!
レビューに入る前に、プルームテックについてよく知らないという方のために、簡単に概要と特徴を紹介しておきましょう。
プルームテックは、日本のJT(日本たばこ産業株式会社)が開発した電子タバコ。
一般的には電子タバコと呼ばれていますが、プルームテック公式サイトでは「電子タバコとは異なる」と明記されています。
タバコ葉を加熱して吸引するプルームテックは、ニコチンの入った紙の「タバコ」と同等の扱いになります。
「電子タバコ」と言うと、国内ではニコチンの入っていない、リキッドを加熱してフレーバーを味わうための製品が主流ですよね。
そうした製品と混同されないように、このように呼び方を分けているようです。
当然ですが、プルームテックは20歳以上でなければ購入できない製品。
このサイトでは、プルームテックも大まかに電子タバコ(加熱式タバコ)というくくりで説明しています。
プルームテックの第一印象を3つ挙げると?
実際にプルームテックを使ってみて、まず感じたのは、プルームテックは他の加熱式電子タバコに比べて、とにかく使いやすい、というより「分かりやすい」「手間要らず」な製品だということ。
まずはプルームテックを使い始めて感じた第一印象を、3つお伝えしていきましょう。
プルームテックは「手間要らず」!
ライバル製品のアイコス(IQOS)やグロー(glo)は、紙のタバコによく似た「スティック」を加熱して蒸気を吸引します。
そうした構造上、毎回スティックを加熱するための待ち時間が必要になります(20〜40秒)。
急いで吸いたい時ほど、この「待ち時間」が長く感じてしまいます。
仕事の合間の休憩時間に急いで吸いたい時なんかは、なおさらそう感じてしまいます。
アイコスの場合、スティックを挿して使う本体(ホルダー)を、毎回専用のポケット充電機で充電したり、定期的に専用のクリーナーでメンテナンスしたり。
一連の作業は、なんと言っても初めて使用する人には操作が分かりづらく感じてしまいます。
プルームテックは、タバコ葉が詰まった専用のカプセル(たばこカプセル)を装着し、待たずに吸うだけ。
使用する上でいくつかのルールはありますが、説明書が無くてもニコチン入りの蒸気を吸い込むところまでは、すんなりと進みます。
使用済みのたばこカプセルはそのまま破棄できますし、クリーニングやメンテナンスは不要。
アイコスに比べて手間要らずで分かりやすい、、これがまず使ってみて感じた初めの印象です。
ただ、だからと言ってプルームテックの方が良い!という訳ではありません。
特に、後ほど説明しますが、アイコスの操作は手間を感じますが、本来のタバコの味に近くてとても濃厚。
やはり、それぞれの製品には特徴や良し悪しがあるのです。
プルームテックの使いやすさについては、一連の使い方を2分で説明した動画を用意しています。
こちらもご覧いただくとイメージが湧きやすいかもしれません。
細くて持ちやすい、スマートな製品
次に、プルームテックを使ってみた第一印象は、「プルームテックはとてもスマートだな」ということ。
これは、使いやすい、手間要らずということにも関連しますが、やはり見た目の問題も大きいです。
黒1色の色展開で販売されるプルームテック。
アイコスやグローのように専用の加熱ホルダーはないので、最も紙のタバコに近いスリムな形状をしています。
手に持った感じ、細さも紙のタバコに近いせいか、違和感がありません。
アイコスやグローのように、加熱するまで待って、吸った後にタバコスティックを取り出して、、、といった所作も無いため、これもスマートな印象に繋がっているのかもしれません。
質感・手触りも、つや消しブラックの高級なイメージを崩さず、程よくザラザラとした手に馴染む心地良い手触りです。
【致命的】あれ?! ..なんか、物足りないかも?
ここまで良いことばかり(?)の第一印象でしたが、3つ目の印象はあまりよくありません。
そして、人によっては致命的です。
製品を開封して、プルームテックにたばこカプセルを取り付け、口にくわえるまでは「これは素晴らしい製品だ!」と思っていました。
しかし、実際にニコチン入りの蒸気を吸った瞬間の印象は
「、、あれ、なんか物足りないぞ??」
です。
実際に、蒸気が少ないのだろうか?使い方を間違えたのだろうか?と思ってしまったほど。
しかし、これがプルームテック。
後ほど詳しくレビューしていますが、そもそも紙のタバコとは根本的に異なる、「蒸気」を吸っています。
素直に書くと、紙のタバコの煙を吸った時の満足感を求めてしまうと、ガッカリしてしまうと思います。
それぞれのフレーバーの特徴や、味、刺激については重要なテーマですので、後ほど詳しくレビューしていきます。
さて、ここまではプルームテックを使用してみた第一印象を3つ紹介しました。
次に、筆者がプルームテックを2週間ほど使った上での、メリットとデメリットをまとめてみます。
紙のタバコからの移行を考えている方には、きっと参考になると思います。
紙のタバコと比べた「デメリット」はずばり
これまで紙のタバコを吸ってきた私が感じた一番のデメリットは、やはり喉を通る煙の刺激が足りないということ。
というより、紙のタバコの煙とはあまりにも刺激が異なるため、満足感が薄く感じてしまうということでしょうか。
その他に感じたデメリットも合わせて簡単にまとめると、以下のようになります。
- 吸った時の満足感が足りない
- ニコチンが少ないように感じる
- 味が薄い感じがする(紙のタバコの味とは根本的に違う)
- 吸い始めるとやめ時が分からない
- くわえた感じに違和感がある
バッテリーを充電する必要があるということは、確かに紙のタバコを使っていた人ならデメリットと感じるかもしれません。
しかし、私の場合は充電や操作をする上で、デメリットや不満に感じることはほとんどありませんでした。
プルームテックの場合、本体も充電器も小さく持ち歩きやすいので、ハンドポーチのような小さいバックにも、難なく収まります。
それに、90分の充電で紙のタバコ1箱分に相当する量を吸うこともできます。
外出時間が長い人でも、モバイルバッテリーなどを持っていれば、度々電池切れに襲われることは無いと思います。
むしろ、灰皿を常に探し、副流煙と匂いのせいで喫煙場所・環境が制限される紙のタバコと比較すると、はるかにメリットが大きいとさえ感じます。
濃厚な煙というより、ライトなフレーバー
ニコチンの含有量はパッケージへの記載も公式アナウンスもされていないので、正確なことは言えません。
プルームテックを実際に吸ってみた実感では、紙のタバコの0.1〜0.3mgくらいを吸っている感覚に近いように感じました。
普段からニコチンとタールの量が多いタバコを吸っていた方にとっては、これはどうしても物足りなく感じてしまうと思います。
よく、プルームテックやアイコスなどの加熱式タバコを吸っている人が、「結局、紙のタバコも一緒に持ち歩いている」という話しをよく聞きます。
この気持ち、最も分かりやすいかもしれません。
プルームテックは、確かに便利です。匂いもつきませんし、火も使わず、灰の処理も不要。吸い殻だって出ません。
吸い殻と同じようで、たばこカプセルは全く匂わないため、処理にも困らないのです。
そんなわけで、お客さんと会う前や、タバコを吸っている事をあまり気付かれたくない場所では、プルームテックを吸う。
しかし、満足感が足りない時のために、わざわざ紙のタバコも一緒に持ち歩く。
これが、電子タバコユーザーの現状の実情ではないでしょうか?
紙のタバコを吸うと、口いっぱいに煙のモワッとした感じがあり、喉を通っていく時にも重厚で豊かな、暖かい煙の感じがしますよね。
プルームテックの蒸気(最もタバコに近いとされるレギュラー)を吸ってみても、そうした煙特有の重厚感は感じません。
アイコスのレギュラーを吸った時は、タバコ葉の自然で豊かな暖かさを感じました。
一方、筆者の印象では、プルームテックのレギュラーは味付けされて作られたような印象を受けました。
タバコに似せたような、少し甘い味付けさえ感じます。
濃厚な煙のような味わい深さは、、やはりほとんど感じません。
これを良いと感じるか悪いと感じるかは、その人次第だと思いますが。
私自身は、決してこれが嫌いというわけではありません。
ニコチンとタールの濃度が低く、ライトでスッキリしたフレーバーを好む方にとっては、むしろこちらの方が癖がなく、好みと感じるかもしれませんね。
「やめ時が分からない」のは重要なポイント
デメリットの中でも、とりわけ私が気にしているのが、「やめ時」が難しい点。
というのは、たばこカプセルは1個で紙のたばこ5本〜分くらい吸えます。
煙が出ない、匂いも気にならない、そしてライトなフレーバー(悪く言えば満足感が低い)プルームテック。
結果、どうしてもたばこカプセルが切れるまで(紙のタバコにして5本分を)吸い続けてしまいませんか??
筆者は、紙のタバコよりもプルームテックの方が断然、吸う量が増えてしまいます。
プルームテックのメリットはやはりこれ!
実際に使ってみると、電子タバコに移行するメリットは計り知れません。
タバコ葉を燃やさないというだけで、有害物質や独特の異臭が発生しないという大きなメリットがあります。
その他にも、私が感じたメリットを簡単にまとめると
- 煙(蒸気)が薄く、ほとんど気にならない
- 匂いをほとんど感じない
- これまで吸えなかった場所でも吸える
- 灰が出なくて清潔
- メンテナンスフリー
- 待ち時間なしで使える
ライバル製品と比較してみても、メンテナンスフリー、加熱のための待ち時間が不要という点は、プルームテックの特権です!
煙と匂いの問題は、紙のタバコと比較すると、もう別次元と言えます。
特に匂いの問題は、接客業の方だけに留まらず、私のように1日事務所で作業をしているフリーランスの方にとっても有り難いのでは?
いくら吸っても、室内にタバコらしい匂いは一切残りませんでした。
机の上に灰が落ちて汚れる心配も無いので、、やはり吸い過ぎてしまいます(これはデメリット?)。
匂いや副流煙については、後ほど詳しく紹介したいと思います。
それでは次に、多くの方が気になるであろう、プルームテックのたばこカプセルの「味」について、詳しい感想を書き加えていこうと思います。
それぞれのたばこカプセルを実際に購入して吸ってみて、どのような味だったのか?
風味や刺激などについても、詳しく紹介していきます。
たばこカプセルの「味」実際はどうなの?
ここまで散々「薄い」「満足感が低い」と言ってきたプルームテックのフレーバー。
決して悪く言っている訳ではありません!
「薄い」のも「刺激が少ない」のも、あくまで紙のタバコと比較した話。
たばこカプセルの味は、加熱式タバコならではの特徴を活かし、すっきりとしたこれまでに無い味わいです。
一概に紙のタバコと比較してしまうのは、ちょっと筋違いな感じがしてしまいます。
紙のタバコとは全く異なる、新しい味
もしあなたが、「とにかく紙のタバコの風味になるべく近いものが良い」ということなら、おそらくアイコスのレギュラーを選んだ方が満足感は高いと思います。
本物の紙のタバコの満足感には及びませんが、アイコスのレギュラーを吸った時の、口に広がる独特の暖かくまったりとした濃厚な感じ。
これは、タバコ葉の香りを十分に感じる、タバコらしい味わいです。
一方、プルームテックは紙のタバコらしい風味とは異なり、新しいすっきりとした爽やかなフレーバー。
5つのラインナップが販売されていますが、その中で「レギュラー」に分類されるのは1つ(メンソールを加えると2つ)だけ。
その他は、アップルミント、ベリーミント、カフェモカフレーバーと、これまでに無かった甘さや香りを打ち出しています。
「アロマ系」や「コーヒーフレーバー」と聞いて、強い違和感を感じた方。ちょっと待ってください!
実は、私自身、紙のタバコで「アロマ」「コーヒー」などのフレーバーはずっと苦手でした。
しかし、レビューのために渋々吸ってみたプルームテックのこうしたフレーバーは、吸ってみるとほとんど違和感を感じません。
くどいようですが、プルームテックは紙のタバコとは根本的に異なる製品。
もしかすると、新しい風味があなたの口に合う可能性も充分にあります。
実際に、私が5つのフレーバーを吸ってみて感じたことをレビューしていきたいと思います。
気になるフレーバーがあったら、ぜひ試してみることをオススメします。
紙のタバコを踏襲した2つのフレーバー
「スタンダードライン」と表記されているように、これまでのメビウスのフレーバーを踏襲した2つのラインナップ。
筆者が感じたのは、紙のタバコとは異なり、よりスッキリとさせ雑味を消したライトなフレーバー。
他社と比べてもほとんど臭いがなく、口の中に嫌な感じが残らないという点も見過ごせません。
スタンダードライン
メビウス・レギュラー・フォー・プルーム・テック
タバコ本来の味、と言われるこのフレーバー。まずレビューしなければならないはずなのですが、5つのフレーバーの中で最もレビューしにくいというのが正直な気持ちです。というのも、紙のタバコの基準で味わおうとすると、タバコ本来の濃厚な重さや質感がほとんど感じられず、特徴が少ないからです。喉に感じる刺激も、乾いた温かみのない刺激で、「タバコ風味」という表現がなんだかしっくりこない感じがします。僅かに香るのは、化学的なほんのりとした甘さ。もしかするとニコチンの甘さなのか、あえて風味づけした甘さなのかは分かりません。風味という意味では、ほんの少しコーヒーを思わせるような香り付けを感じます。5つのフレーバーの中では最も匂いが少なく、周囲の環境に配慮したいユーザーはこのフレーバーを選択すると良いと思います。特徴が少なく、ケミカルで乾いたニコチンの刺激。軽めのタバコフレーバーで満足できる方は、一度試してみていただきたいですが、プルームテックらしさを味わいたいならフレーバーラインも試して欲しいところです。
メビウス・メンソール・フォー・プルーム・テック
感想
このフレーバーも、紙のタバコのメンソール味を踏襲したもの。
口に含んだ蒸気の風味は、シャープでキレのあるタバコのメンソールをはっきりとイメージできます。
喉の奥に感じるメンソールの香りは、確かにあの「メビウス」のメンソール味とリンクします。
とてもスッキリした清涼感で、後味もシャープな清涼感のみが残ります。
その反面、これはプルームテック全体に言えることですが、ニコチンの刺激や重さはほんの僅か。あくまで潔くメンソールのフレーバーが強調されます。
逆を言えば、紙のタバコにある無駄な雑味はなく、純粋なメンソールを感じることができます。
メンソールの強さは、これもどちらかと言えばライトな感じ。強すぎない風味付けです。
新しいタバコを思わせる3つのフレーバー
しつこいようですが、私の印象ではプルームテックは紙のタバコとは別の存在。
「煙」が美味しいと感じていた感覚を一度忘れ、全く新しい甘さや香りを味わうつもりで吸ってみると、思いがけない発見があると思います。
特に、新しい風味の「フレーバーライン」は、加熱式タバコの面白さや可能性を感じることができます。
フレーバーライン
メビウス・レッド・クーラー・フォー・プルーム・テック
感想
カプセルを取り出した瞬間からほのかに香るアップルミントの香り。
甘ったるいお菓子のようなアップル味がするのか?と思いきや、蒸気を口に含むと甘さは抑えられ、全体的にスッキリとしたミント(メンソール)のフレーバーの奥に、爽やかな青リンゴのような香りと甘さを感じることができます。
嫌な甘さは一切なく、バランスの取れた風味付けは、長く吸っていてもとても心地良く、爽やかな香りは「タバコ」とはかけ離れた印象。
私が思ったのは、吸う人だけでなく、周囲の人さえもこの爽やかな香りに好感を持ってしまうのでは?
事実、試しにタバコの匂いに敏感な知り合いに、吐き出した蒸気の匂いを嗅いでもらったところ、「全く嫌な匂いはしない」と驚かれたほど。
ニコチンや、紙のタバコの重さはほとんど感じないのですが、洗練された香りと僅かな甘さはリラックス効果が非常に高く、これまでのタバコとは異なる満足感を提供してくれます。
メビウス・パープル・クーラー・フォー・プルーム・テック
感想
「メビウス・レッド」のアップルミントと同様に、私が好感を抱いたのがこの「パープル」。
「ベリーの甘味と酸味に、爽やかなミント、、」と書かれた説明を読んだ時に、「レッド」の時と同様に、期待よりも強い不安感を抱いた筆者。
甘ったるいフレーバーがするのかと想像してしまったからです。
しかし、良い意味で期待は全く裏切られました。
「レッド」同様に、ベリーの甘さには、嫌な甘味が一切なく、洗練された爽やかな香りづけは、子供が好むようなお菓子の甘さとは全く別次元。
中心となるフレーバーは「ミント」ですが、ベリーの甘さと香りがバランス良くまとめられており、ミント、ベリーが交互に風味を引き立てます。
「甘すぎない」の程度は効果的に抑えられており、ベリーの甘さをもう少し味わいたくて、甘い風味が苦手だった私でさえ、続けて何度も吸ってしまうほど。
そして「レッド」同様に、周囲に全く嫌な印象を与えない爽やかなベリーフレーバー。リラックスしたい時の一服に、強くオススメします。
個人的には、とても好印象を持てたフレーバーです。
メビウス・ブラウン・アロマ・フォー・プルーム・テック
感想
フレーバーラインの中で、ややまったりとした趣(おもむき)があるブラウンアロマ。カフェモカテイスト、という説明書きの通り、苦味も加味したコーヒーフレーバーは、他のフレーバーラインが物足りないと感じるユーザーにちょうど良いかもしれません。
スッキリ感は無く、甘さはしっかり抑えられており、「レギュラー」で感じたような独特の刺激と苦味も感じとれます。
おそらくこれが、プルームテックが表現したい「濃厚さ」なのでしょう。
コーヒー好きな筆者にとって、なぜかこの風味付けや「苦味」は、化学的な作られた感じがしてしまい、あまり好みではありませんでしたが、「これが良い」と言う声も多く聞かれます。
完全に好みが別れるところかもしれません。
他のフレーバーラインが合わないと言う方には、ぜひ試してもらいたいフレーバーです。
、、さてここまで、私なりの感想を中心に書いてみました。
これは吸ってみたい!と思えるフレーバーはありましたか??
全体的に、紙のタバコのような「重さ」や「刺激」は抑えられていますが、特にフレーバーラインの洗練された風味付けは、筆者にとっては驚きに値しました。
特に筆者が試して欲しいと思ったのは、「レッド」と「パープル」。
先にも書いた通り、これまで紙のタバコではアロマ系や、甘いフレーバーが大の苦手だった筆者。
「メンソールでさえ、タバコの風味が味わえない!」という理由でほとんど購入した事がありませんでした。
しかし、そんな私でも虜になるほど「レッド」と「パープル」の洗練された香りづけのバランスは心地良く、新たな好みを発見させてくれます。
紙のタバコの場合、必然的に甘さや香りと共に、「煙」の苦味や雑味も入り混じってしまいます。
しかし、プルームテックの場合は「煙」がない分、そうした香り付けの細かい部分をクリアに感じとることができるのです。
こうなると、リキッド式の電子タバコ(ベイプ)に近くなってくるのかもしれませんが。
また、先にも書いたように、プルームテックのフレーバーをレビューしていて特に感じたのは、喫煙者だけでなく、周囲に居る人に嫌な匂いを全く与えなくて済むという安心感です。
これは、プルームテックの全てのフレーバーに共通して言えること。
レッド、パープルに至っては、喫煙を毛嫌いしていた知人でさえ驚くほど、吐き出した蒸気に爽やかな残り香がします。
ふと、10年後の未来は紙のタバコがほとんどなくなっており、電子タバコが中心の未来がくるのではないか?
そうすると、紙のタバコの煙について「10年前はあんなキツイの毎日吸っていたな〜」と思うのかもしれない、、なんて考えてしまいました。
昔は、フィルターのないパイプや葉巻を吸うことが喫煙の常識でした。
タバコの葉っぱを乾燥させ、砕いてそのまま燃やしているのと大して変わりません。
当時はそれが普通だったでしょうが、今の私にとっては、慣れるまではキツく感じてしまうはず。
プルームテックのフレーバーラインを見ていると、未来のタバコがそれくらいの変化を遂げるのではと、楽しみに感じてしまいます。
プルームテックの吸い方にはコツがある
プルームテックの特徴とフレーバーについて、私なりの感想をレビューしてきましたが、ここで実際に使用してみて慣れなかった点を1つ。
ゆっくり吸うこと
確か、説明書か公式サイトにも書いていましたが、ゆっくり時間をかけて吸わなければ十分に蒸気が発生しません。
紙のタバコもゆっくり時間をかけて吸うことで、沢山の煙を吸い込めますよね?
プルームテックの場合、煙と比べても蒸気で感じる刺激は少ないので、よりゆっくりと吸い込んで蒸気を多く作り出す必要がありそうです。
特に、「煙の量が少ない」と感じた時は、なるべくゆっくり時間をかけて吸い込んでみてください。
筆者の場合、4〜5秒かけてゆっくりと吸い込みます。
なるべく急がず、ゆっくりとです。
いくら時間をかけたとしても、早く吸い込むと蒸気が作られません!
この点は、紙のタバコと異なるのでご注意を。
そうなんです。
早く吸い込もうとすると、商品の構造上、リキッドが気化されないので、蒸気が作られないのです。
リキッドは、本体の中の気化装置によって蒸気に作り変えられます。
ゆっくり吸い込めば、その分気化装置が十分に蒸気を作り出せます。
早く吸い込むと、気化装置が蒸気を作り出す時間が間に合いません。
これは、実際に使ってみると感覚として理解できると思います。
本当に、匂わないの?
プルームテックは、本当に匂いません。
今筆者が執筆をしているオフィスの一室は、8畳ほどのスペースです。
普段は私一人しかいないので、自由に喫煙をすることができます。
しかし、私が紙のタバコをオフィスの中で吸うことは、まず、絶対にありません。
オフィスの中で紙のタバコを喫煙すれば、匂いが取れなくなってしまいます。
来客がある時に匂いが気になります。
時々手伝いに来てくれる仕事仲間も、匂いに気が付いて嫌な気分をするに違いありません。
それ以外にも、机の上が灰で汚れる、灰皿からの匂いが気になる、壁が黄色くなる、、など、様々なことが気になります。
吸った直後、誰も匂いに気づかない
そんな私でも、プルームテックをオフィスで吸うことには、全く抵抗はありません。
匂いが気になるので、オフィスの中で(オフィスの入り口やベランダでも)1度たりとも喫煙をしたことがなかった筆者。
しかし、この2週間ほどは、レビュー記事を執筆するためにオフィスの中で喫煙をしています!
自分でも驚くほどですが、それくらい匂わないのです。
一例を挙げると、顔見知りのお客さんが来る直前まで、プルームテックをオフィスで吸ったていたことがありました。
「今までタバコを吸っていたんですが、匂いますか??」と聞いても、やはり「え??タバコの匂いは全くしませんね?」と言うレベル。
アイコス(IQOS)の匂いは、気が付いてしまう
一方、ライバル製品のアイコスに関しては、個人的には匂いが気になります。
スティックの種類にも多少左右されますが、残念ながらアイコスの匂いは、私がオフィスの中で吸える基準には達していません。
ついでに言うと、吸い終わった後のスティックの吸い殻も臭(くさ)いです。
紙のタバコの吸い殻に似ており、時間が経つほど異臭が気になります。
実際にオフィスの中でアイコスを吸った事があるのですが、しばらくの間オフィスの中に、ほのかに甘く、鼻を突く異臭(タバコ葉とニコチン特有の)が漂いました。
スティックの種類によって匂いの強さは異なりますが。
今後アイコスをオフィスの中で吸うことはないでしょう。
おそらく、アイコスはどれだけ匂わないか?ということよりも、「味」や「風味」を重視しています。
アイコスを開発・販売しているフィリップ・モーリス社は、タバコの風味や味に対して強烈なこだわりを持っており、その視点を商品開発で最も重視しているという情報を、とある書籍で読んだことがあります。
そのおかげで、タバコらしい味わいとタバコ葉の風味、満足感を感じる事ができるのだと思いますが。
アイコスも、紙のタバコと比較すればよほど匂わないレベルですが、プルームテックと比べるとかなり匂いが強いと言えます。
匂いに関するレビューはここまでにして、最後に購入前に気になる問題、「バッテリー」の容量や持続時間についても、簡単に使用感を書いておきたいと思います。
バッテリーはどれくらいもつの?充電時間は?
紙のタバコから電子タバコへシフトしたい。
、、でも、ちょっと気になるのがバッテリーの問題ではありませんか?
「これまでなら、ライターとタバコがあれば問題なかったけど、充電が切れたらどうするの??」
筆者の場合、ほとんどの時間をオフィスか自宅で過ごしているので、充電で困ったことはこの2週間1度もありませんでした。
意外と長持ちなプルームテックの充電
電池の持ちに関しても、やはりアイコスよりプルームテックの方が安心感があるように思いました。
使用する度にポケットチャージャーによる充電と、待ち時間が必要なアイコスのホルダー。
両者は根本的に仕組みが異なるので、どちらが良いとは言えないのですが、連続使用に祭して気を遣わず、操作がシンプルで充電に関して分かりやすいのはプルームテックの良い点だと思います。
それに、プルームテックは意外と長持ちします。
「1日1箱」なら充電不要かも?
私の場合、もともと紙のタバコで1日1箱程度しか吸いません。
プルームテックは紙のタバコよりも少し長持ちするので、たばこカプセル1箱(5カプセル)で、1日とちょっとくらいは持つという計算になります。
実際に使ってみた実感として、私の使用頻度で吸う場合、プルームテックなら1日とちょっとくらいバッテリーが持ちます。
1日1箱程度しか吸わない人なら、1日1回の充電で持つということです(吸い方にもよるとは思いますが)。
メーカーの公式ページにも、1回のフル充電でたばこカプセル1箱分(5カプセル=紙のタバコ20本相当)は持つと書かれています。
実際に使ってみても、だいたいその通りで合っていると思います。
90分でフル充電
フル充電までに必要な時間は、約90分。
スターターキットを購入すると、USBチャージャーと、コンセントに差し込むための変換プラグ(ACアダプター)も同梱されています。
今の時代、スマホを充電するためにUSBで充電できる箇所が多くなっていますよね。
パソコンで仕事をしている方なら、パソコンのUSB差込口から充電するのが現実的かもしれません。
外回りが多い方ならバッテリー2本がおすすめ
私のように、1日1箱で十分という方なら良いのですが、それ以上吸う可能性のある方や、外出が多い方は、予備のバッテリーを持ち歩くことをおすすめします。
ついでに、モバイルバッテリーを購入して持ち歩くようにすると、さらに安心できます。
最近のモバイルバッテリーは大容量でコンパクト。
バックに1個忍ばせておくと、スマホの電池切れにも対応できますし、何かと便利です。
ちなみに、プルームテックは細くてスペースを取りません。2本持っていれば、1本を使っている間にもう1本を充電できます。
プルームテックならではの使い方として、気分に合わせて異なるフレーバーを吸いたいという時にも、「2本持ち」がおすすめ。
カートリッジ交換のタイミングがあるので、別々のフレーバーを吸いたいなら本体が2本あった方が好都合なのです。
どういう事かというと、カートリッジにはたばこカプセル5個分のリキッドが含まれています。
カートリッジ1本に対して、たばこカプセルは5個と決まっています。
ややこしいですが、途中でたばこカプセルだけを交換すると、カートリッジのリキッドが先に切れたり、逆に余ったりしてしまいます。
そのため、たばこカプセル1箱を吸い終わるまでは、カートリッジは交換しない方が良いです。
2つのフレーバーを同時に味わいたいなら、2つの本体でそれぞれ使い分けることをおすすめします。
カートリッジの特徴について、詳しくは以下の記事で詳しく紹介していますので、購入前に理解しておくことをおすすめします。
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最後に - プルームテックをおすすめしたい人
実際に筆者がプルームテックを購入して使ってみた感想を、長々と書かせていただきました。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
プルームテックについて、詳しくは別の記事でも紹介していますので、こちらも合わせてご覧いただくと、理解が深まるはずです。
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実際に使ってみて思ったことですが、プルームテックは、こんな方には本当におすすめです!
- とにかく、タバコの匂いが気になって仕方がない。
- 煙や匂いのせいで周りの目が気になる。
- 接客業など、タバコを吸う環境に制約がある。
- ライトな(軽くてスッキリした)フレーバーが好み。
- 重くてずっしりしたタバコじゃなくても満足できる。
- 甘さや香りがあるフレーバーが好き。
- 新しい物も積極的に受け入れたい。
反対に、紙のタバコのずっしりとした重厚感を求めるのなら、アイコスがおすすめです。
多少匂いや吸い殻の処理などが気になりますが、アイコスの「タバコらしい風味」は、紙のタバコに慣れ親しんできた私でも、高い満足感がありました。
大袈裟な表現かもしれませんが、実際に使ってみると、プルームテックはこれまでのタバコの歴史を全く塗り替えてしまうほど便利なタバコです。
以前JTがPloom TECH(プルームテック)の前身として発売した、Ploom(プルーム)も使用していましたが、あの時よりもさらに洗練され、使いやすさに磨きがかかっているように思います。
アイコスやグローよりも周りの環境に配慮し、紙のタバコらしさよりも、時代に合った形に進化したプルームテック。
個人的には、そんなプルームテックの「新しさ」がとても気に入っており、これが未来のタバコの形なのかな、とさえ感じてしまいます。
これから販売ルートが拡大していけば、多くの人に支持されるのではないでしょうか。