Ploom(プルーム)のレビュー - JTの電子タバコを購入してみた

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この記事では、PloomTECH(プルームテック)ではなく、2016年3月までJTから販売されていた、プルームテックの前身となる製品、Ploom(プルーム)について詳しく紹介しています。

現在JTから販売されている、プルームテックとは異なる、販売終了した製品についての記事ですので、ご注意ください。

現在販売されているプルームテックの製品レビューは、以下の記事で詳しく紹介しています。

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プルームテックとは異なり、プルームは「タバコポット」と言われるカートリッジを使用するタイプの製品で、今では販売されていません。

 

Ploom(プルーム)の購入レビュー

それでは、ここからはプルームの製品レビューをお届けしていきます!

ploom(プルーム)

詳細をレビューする前に、ちょこっとだけPloomについて説明させてください。

プルーム (喫煙具) (ploom) は、日本たばこ産業(JT)から製造・販売している日本の喫煙具およびたばこ製品である。
タバコ葉を電気により加熱することでニコチンやその他の成分を蒸発させ吸引する喫煙具である。
電子たばことの違いは吸引する素材が液体ではなく、たばこ葉および香料を直接加熱・吸引することであり、たばこ税の課税対象となる。

出典:Wikipedia

上記の引用にもある通り、Ploomは日本で一般的に販売されている電子タバコ製品とは、ある意味異なる製品です。

その違いを分かりやすく言うと、購入時の規制や税制などは、本物のタバコと同じ扱いという点です。

  • 購入時は成人確認のため、免許証のコピーなどが必要です。
  • 販売されている場所が、かなり限られています。
  • たばこポット(カートリッジ)には、たばこ税が加算されています。
  • たばこポットには、ニコチンが含まれています。

こんな理由があり、購入の敷居はその他の電子タバコよりも高いです。

ただ、国内でニコチンが含まれている電子タバコって、他にありません(個人輸入で購入されている方は多いですが)。

日本で唯一、正々堂々と、ニコチンが含有された電子タバコを購入できる。そういう意味でもPloomは貴重です。あと、見た目がおしゃれです。

さっそくですが、まず購入は色々とややこしかったです。

Ploomの販売店はとても限られるからです。

その辺のタバコ屋で買えるのなら良いのですが、JTのオンラインショップ以外では、以下の2カ所でしか取り扱っていないからです。

Ploomの販売店(2015年 1月現在)

・cafe STUDIO

東京都渋谷区神宮前4-31-10 YM Square HARAJUKU 1F
営業時間:11:00~23:30

TORANOMON LOUNGE

東京都港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F
営業時間:10:00~18:00

いずれも東京都です。時々、サンプリングのイベントなどを開催して、そこでも購入できるようです。

私は田舎の方に住んでいるので、Ploomを購入するなら通販一択となったわけですが、あまりすんなりとは購入させてもらえません。

Ploomのオンライン販売店。登録はちょっと面倒

Ploomの公式オンラインショップで購入する場合、まずは会員登録が必要です。他社製の電子タバコとは違い、明確に「たばこ」として区分されているため、本物のタバコと同様、成人確認が必要になります。

その為に、

①自身の免許証、または住民票など、年齢が確認できる公的な物。

②自身の顔写真。

の画像を登録しなければいけません。

私の場合、自宅にスキャナがあったので、免許証をスキャンする事ができました。

顔写真は、以前パスポートの更新の際に必要だったので、たまたま持ち合わせていたのでラッキーでした。

この2つのデータを、会員登録の際にアップロードしないといけません。ちょっと面倒です。そんな手続きを終えると

「登録を受け付けました。しばしお待ちを、、」

というメールが送られてきます。
次の日には連絡があるのかと思いましたが、連絡があるまで2日かかりました。

色々と大変なのでしょうが、次の日に連絡があると嬉しいのですが。

発送がちょっと遅い

会員登録が終わってすぐに、購入をしました。

ブラックのPloom本体と、全ての種類のポットが一通り含まれている「マルチパック」というたばこポットです。

文句ばかり言うつもりは無いのですが、購入してから発送までに4日もかかるって、ちょっと遅すぎるような気もします。。

購入してから実際家に届けられるまでには、6日間もかかったわけです。

最近の通販って、購入した次の日に発送されるのが普通だと思っていたので、購入後4日間も何も連絡が無かったので、何かのトラブルかと思いました。

私だけなんでしょうか?

製品のクオリティはかなり高い

色々と文句を言ってすみませんが、価格の割に製品はとてもクオリティが高いです(本体は3,600円、マルチパック・ポッドが12個で480円)。

これまで、海外製の電子タバコを使ってきたわけです。

Ploomもアメリカで開発された製品ですが、これまで購入してきたどの電子タバコ製品と比べても、細部まできっちりと作り込まれている印象を受けます。

さすがに、JTが販売しているだけあるなと感心します。

細部に「物」としてのこだわりが..

まず、送付されてきた箱がそれなりに大きい物だったので、何が入っているのかと思ったのですが。開けてみると、Ploomのオリジナル手下げ紙袋で梱包されていました。

送料が高い(私の自宅まで、972円くらい)ので、考えものですが、嬉しいです。紙袋がしっかりしていてとにかくおしゃれだったので。

ploom(プルーム)

開けるとこんなに色々入っています。嬉しいですね。

ploom(プルーム)

私、本体とマルチパックだけ注文したのですが、スリーブ(携帯用ケース)もオマケで付いていたのですね。

それから、期間限定で交換用マウスピース(2個セット)がオマケで付いていました。
ありがたいです。

さて、箱がまたしっかりしていて驚きました。アップル製品並みにこだわっています。

私は長年のiPhoneユーザーですが、この箱はiPhone購入時の箱を思い出します。やや非光沢で透明感があり、手触りが滑らかです。

ploom

ピロっと出た白い紐を引っ張ると、箱が横にスライドして開きます。

ploom(プルーム)_箱

箱は重箱のような感じで、段になっています。

これまた、美しいマニュアルの下に充電器が隠されていました。

05

使用感をレビューする前に、ポッドの説明をしておきましょう。

ニコチンが含まれた、Ploomのポッド

これが、「たばこポッド」と呼ばれるものです。他社の電子タバコで言うところの「カートリッジ」です。

ploom(プルーム)_ポッド

このブログでもよく紹介している、「VAPE(ベイプ)」製品は、液体のリキッドをタンクに注入して使いますよね。

「たばこポット」は液体ではなく、本物のタバコの葉を混ぜ混ぜしたような物が、アルミの小さなカートリッジのようなものに入っています。

ploom(プルーム)_ポッド

現在、Ploomでは6種類のポッドが販売されています。

  • ルガーノ・フォー・プルーム
  • オーチャード・フォー・プルーム
  • ゴールド・フォー・プルーム
  • クーラー・フォー・プルーム
  • メビウス・フォー・プルーム
  • ピアニッシモ・フォー・プルーム

実際のタバコでも販売されている銘柄名もいくつか入っていますね。

私は、始めは全ての味を試してみたいと思ったので、6つの銘柄が2個づつ、計12個セットになった、「マルチパック」を購入してみました。

480円なので、比較的安いと感じましたが、皆さんはどう感じますか。

ploom(プルーム)_ポッド

何度も言うように、この「ポッド」にはニコチンが含まれています。

本物のタバコのように、「何mg含まれています」という記載はありません。吸ってみた感じでは、0.1〜0.3mgのタバコを吸った時のような「感覚」を味わいました。

その辺の感覚も詳しくレビューしてみます。

「オーチャード・フォー・プルーム」を吸ってみた

この銘柄は、Ploomのポットの中では甘みと香りのある、バランスの良いポッドという説明が書かれています。

VAPE(ベイプ)って甘めのリキッドが多いですよね。
Ploomの場合はどうなんだろう、と、気になって吸ってみました。

話が変わりますが、ポッドをセットする辺りに、防熱テープを巻くように説明書に書かれていました。

なんだか見た目が悪いですが、注意書きが結構目立つので、言われた通りにしておきます。貼ってないほうが、見栄えは絶対良いです。

ploom(プルーム)

さて、ポッドを取り出して、本体にセットします。

と言っても、マウスピースをクルッと回して外し、ポッドを本体に放り込むだけで済みます。かなり、ラクです。

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これまでリキッドを注入するタイプのVAPE(ベイプ)製品を使っていました。リキッドの場合、立ったままタンクに注入しようとすると、リキッドが溢れたり、キャップに付着したリキッドが手についたりで、結構大変でした。

それに比べれば、Ploomの場合、これなら歩きながらでもポッドを入れ替えできますね。この点はとても気に入りました。

電源を入れて、30秒ほどの待機時間が必要

マウスピースを取り付けたら、早速使用開始、、といきたいところですが、その前に。

Ploomは、電源を入れたら20〜30秒の「待機状態」が必要です。待機状態の間、本体のボタンのLED部分がチカチカと点滅を繰り返します。

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この間、内部ではポットを暖めているのだそうです。
暖まらないと、たばこ葉の気体が発生しないので、吸っても味も何もしません。

本体のLEDが「点滅→点灯」に変わったら、早速吸ってみましょう。

初めてのPloomの感想

待機状態から既に、なんとも香ばしい匂いが本体からし始め、驚きました。

少し甘めの、香りですが、お菓子なんかとは全く違う、癖になる香りです。

あくまで例えですが、コーヒー豆を煎る時のような、コクのある甘さと、香ばしい香りに近いような、、

一口目の感想は、まず圧倒的な香りとコクの風味です。

深くて重みがあります。次に、ニコチンが喉を突く鈍い痛みです。

私は10年以上、本物のタバコを吸っていましたが、Ploomはしっかりとニコチンの重みを感じます。ですが、不思議と煙(ミスト)はほとんど出ません。

なんででしょう。

喉と口の中にはかなり強い香りとコクが広がるのですが、VAPEのような、煙(ミスト)は目視できません。

スーッと吸い込んで、フーッと吐いても、見えるか見えないか、湯気のようなミストが少し出るくらいです。

しかし、喉にはずっしりくるという不思議な感覚。
体感としては、0.3mgくらいのタバコを吸った時の感じです。

私の場合、Ploomで久々にニコチンを摂取したので、吸った後、久々にクラクラとめまいがしました。

煙とは違うので、吸い込む時にギスギスした感触が喉にくることはありません。

純粋に「ニコチンと香り」を吸い込んでいるような不思議な感覚です。そんな例えで伝わるだろうか、、

ちなみに、Ploomを吸った香ばしい匂いは、部屋中に充満しました。

それくらい、この香りは強いです。でも、たばこのように嫌な匂いではないです。

なんだかコーヒーを煎れた後に似ています。

付属品について

ところで、Ploomは雑貨として面白いなと思う点が多々あります。私が特に気になったのは充電器です。

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真四角で、北欧の文具や雑貨を彷彿とさせます。

さらに、これ本体を設置する面が磁石になっています。

本体を近ずけていくと、カチッとくっついてくれるのです。
机の上に置いた見た目が、しっくりきて気に入っています。

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それから、付属のスリーブ(ケース)ですが、合成樹皮のような、手触りの良いケースです。

ただ、良し悪しな点があります。というのも、キツキツなんです。入れにくいし、出しにくい。
でも、ぴったりで良いじゃないと言われればそんな気もします。

防熱テープを巻いているから、ちょっとぴったり過ぎるんだろうなと思います。

ploom(プルーム)_スリーブ

総評(まとめ)

やたらと長くなってしまいましたが、Ploomは、本物のタバコを吸った事がないという人には、おすすめしません。

ニコチンがずっしりと喉に効いて、痛みを感じます。
多分、おすすめできないというか、吸えないし、楽しめないと思います。
めまいもするだろうし。

ただ、見た目のおしゃれ度と完成度はかなり高いので、雑貨として持つのには最高です。

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タバコを吸っていたけど、ヤニが気になっているという方には、かなりおすすめです。

禁煙目的で使おうとしている場合、Ploomにはまってしまうのではないでしょうか。
ニコチンは結構強いと思います。

あと、煙は一切目に見えないので、VAPEとは全く違った楽しさです。

どちらかと言うと、本格的なタバコに近いと思います。Ploomの方が。

  • たばこ未経験の方にはおすすめできない。
  • 煙はほとんど出ない。けれど風味は格別。
  • 禁煙という意味で使うと、Ploomにはまる危険がある(気がする)。
  • 雑貨として、とにかくおしゃれ。

以上です。後々、その他のポッドのレビューや、使用感なども継続して書いていきます。


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