ネットを調べていると、電子タバコで禁煙できたという人が、意外に多いことに気づきます。
そんな私も、かれこれ10年〜ほど紙のタバコを吸っていたのですが、電子タバコのおかげで禁煙ができたという経緯があります。
当時は1日に20本〜30本程度の紙タバコを吸っていて、タールは6mgだったので、そこまでヘビースモーカーでは無かった?のかもしれませんが。。
実は、それまでも何度か禁煙しようと努力した事はあったのですが、幾度となく失敗しています。
そんな私でもなんとか禁煙できるようになったのは、電子タバコのおかげだと考えています。
実際にはいくつかの電子タバコを試しながら、紙のタバコに置き換えながら禁煙しています。
自分を誤魔化しつつ、徐々にニコチンの入っていない電子タバコに移行するという方法です。
電子タバコでスパッと禁煙できた、、というわけではないですし、この方法が全ての人に有効だとはもちろん思っていません。
ただ、紙のタバコの代用品として、電子タバコに置き換えながらやる禁煙法は、他の方法と比較しても、比較的やりやすいと思います。
具体的に、どのような方法で禁煙していったのか、ここで紹介してみたいと思います。
この記事の目次一覧
電子タバコならではの「無理しない禁煙法」
私の場合、禁煙に成功した時に使用していたのは、このブログでも紹介している、「VAPE(ベイプ)」と呼ばれるタイプの電子タバコです。
海外ではかなり浸透しているベイプ。最近では日本国内でも、アイコスやプルーム・テックの影響で、徐々に認知されているようですね。
電子タバコにはカートリッジを使用するタイプや使い捨てタイプなど色々ありますが、長期的に見るとベイプはコストが少ない上に、それこそありとあらゆる種類のリキッド(タバコフレーバーなど香りの付いた液体)が選べます。
ベイプの場合、ネットを利用すればニコチン入りのリキッドを購入できるのということも、特筆すべき点です。
また、ベイプの本体自体も、煙の濃いものからタバコサイズの小さなものなど、あらゆる種類の製品が販売されています。
電子タバコの種類やおすすめ製品については、以下の記事で詳しく紹介しています。
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私が禁煙に成功したのは、すでに3年ほど前になるのです。その当時は、まだアイコスやプルーム・テックなどの「加熱式電子タバコ」製品は発売されていませんでした。
余談ですが、個人的にはアイコスやプルーム・テック、グローも、やり方次第では禁煙に使えると思っています。
ただ、これらの製品は全てニコチンが含まれています。完全な禁煙に持っていくためには、社外製のニコチンを含まないカートリッジを活用するなど、工夫が必要になりそうです。
私自身、このブログでレビューするために、アイコス、プルーム・テック、グローの3つの製品を購入して試しています。
実際に吸ってみた印象ですが、完全な禁煙を目指すなら最もニコチンが軽そうで、喉への刺激も少ないプルーム・テックが向いている気がしています。
これについては、後半で説明しますね。
禁煙する理由を明確にしておく
私が禁煙をするに至った理由(というより、禁煙しないといけなくなった理由)は、今考えるとかなり切迫したものでした。
もし、あの時のように強い理由や動機がなければ、禁煙に成功していたのかどうか怪しいところです。
やはり、どんな禁煙法でも、強い動機は必要だと思います。
私の場合、それまでにも健康上の理由で何度か禁煙をやろう!と決意をしたことがあったのですが、結局は続きませんでした。
その時は電子タバコへの置き換えではなく、いきなり完全に絶とうとしたので無理もあったかもしれませんが、、
ちなみに、私が禁煙に成功した時の強い動機というのは、以下の二つです。
これはかなり大きかったです。
というのも、タバコを吸っているだけでお金がかかるので、自営業を始めたばかりのお金のない時期は、とにかく節約しないと!という意識が強かったのです。
それから、とにかく自営業を始めたばかりの頃は忙しく、タバコ休憩のための時間がもったい無いと、焦りさえ感じるようになっていました。
それくらい、切羽詰っていたのかなと思います。
これは誰でもあると思いますが、タールとニコチンを含む紙のタバコを吸っていると、とにかく疲れやすくなります。
当時はまだ30歳になったばかりの私でしたが、自営業を始めて全く休日がなくなり無し、連日深夜まで働くのが普通で、体力的にかなりヘタっていました。
「このままでは本当にヤバイ!!」という意識は自然と強くなっていました。自営業の場合、疲れや健康上の理由で休む、イコールお金が貰えないという止むに止まれぬ理由があるわけで、、
もともと、健康には気を遣っているほうだったので、いずれは禁煙したいとはずっと考えていましたが、上記のような理由で、その本気度がどんどん上がっていったのだと思います。
やはり、それなりの理由があるのとないのとでは、本気度が全く変わってきます。
それまでも、会社の健康診断や喉の不調、当時の彼女(今の嫁)に迫られ、何度となく禁煙を試みたのですが、結局挫折しています。
理由がはっきりとしている(切迫している)かいないかは、禁煙をする上でかなり重要なのではないか、、と、経験上思うわけです。
電子タバコを含め、色んな禁煙法がありますが、結局あまり本気でない時にどの方法を試してみても、うまく禁煙に成功する可能性は低いのではないか、、と思います。
話が長くなってしまいました。
でも、それくらい、禁煙をする上で重要なのが、「動機」です。
そんな切迫していた時に、たまたまネットで目にしたのが、電子タバコ(ベイプ)。
私が興味を持ったのは、VAPEのこれまでにない煙の量の多さ。
コンビニで何度か購入したことのある「パイポ」などとは根本的に違います。
正確には、専用のリキッド(グリセリンなど)を気化させてできる「蒸気」であって、物を燃やした「煙」ではありません。しかし、見た目には紙のタバコか、それ以上の量や濃さがあります。
上記は実際に私がベイプを吸っている写真ですが、小さめのベイプでも、これくらいの煙(蒸気)の量は普通に出ます。
大きめのサイズの物や、煙を作り出す機能が高い製品になると、周りが真っ白になるくらいの煙が出ます。
仕組みとしては、ベイプに補充したリキッド(液体)が、ベイプの中にある高温の加熱器(アトマイザー)によって気化され、ミストを作り出しています。
本体の性能やリキッドの質にもよるのですが、ベイプが作り出した蒸気はとても濃厚で、リキッドの香料の繊細な風味を感じさせてくれます。
詳しく書くと長くなるのですが、色んな風味のリキッドが販売されているので、自分に合ったリキッドに出会えると満足感が非常に高くなります。
いきなり禁煙しようとするのではなく、本物のタバコから徐々に電子タバコに切り替え(置き換え)ていく事で、無理なく禁煙に成功する事ができると思います。
実は私の場合も、当初はいきなり禁煙をするというつもりは全くなく、とにかくベイプ自体が面白く、色々なリキッド(風味)を試したり、ニコチン入りのリキッドを試したりしていました。
そのうち、本物のタバコを吸いたくなったら代わりに電子タバコを吸う、というように置き換えていき、ある時期から完全にニコチンの入っていないリキッドに移行できました。
しばらくは本物のタバコが吸いたいという気分になる事ももちろんあったのですが、とりあえずベイプを口にして煙を吸い込み、思いっきり吐くと、満足感が得られました。
あと、禁煙を開始してから、紙のタバコは買わない!ということを心掛けていました。
紙のタバコが吸いたくなってもベイプしかないので、ベイプを吸う以外に満足感を得る方法がありません。
徐々にタバコを吸う頻度が減っていく
そうこうしているうちに、本物のタバコを吸う頻度は勝手に(自然に)減っていきます。
そもそも、本物のタバコに比べて電子タバコは手軽に吸えるので、習慣になりやすいのではないかと思います。
たとえ自宅のリビングで吸っても、本物のタバコのように匂いがつくことはありません。リキッドの種類によっては、全く匂いがないくらいです。
火の心配をする必要もありませんし、灰皿も不要です。灰の掃除をしなくても良いのは最高です。
こうなると、本物のタバコを吸うこと自体が徐々に面倒に感じ、紙のタバコの頻度は勝手に減っていきます。
とりあえず、食事の後などにタバコを口にしたくなったら、代わりに電子タバコを吸ってみてください。
慣れてくると、本物のタバコを吸いたいという欲求が減っていきます。
禁煙にニコチンリキッドは必要か??
ここで、ニコチン入りのリキッドについて説明しておきます。
ベイプについてまだよく知らないという方にしてみると、ニコチン入りのリキッドとは??と、不思議に思うかもしれません。
ベイプは、世界中で様々な風味のリキッドが販売されています。特に海外では、ニコチンの添加されたリキッドを吸うのが普通です。
言ってみれば、海外では紙のタバコの電子版として、ニコチン入りリキッドのベイプが使われているというわけです。
タール(ヤニ)も出ない、有害物質も紙のタバコと比較すると大幅に少ないので、海外でベイプを選ぶ人が多いのはうなづけます。
電子タバコが健康に与える影響については、以下の記事で紹介しています。
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ただし、日本国内では法律の関係上、ニコチンを販売すること自体が禁止されています。
そのため、ニコチン入りのリキッドも販売されていません。
しかし、ネットを検索するとすぐに気が付きますが、海外のニコチン入りリキッドを、ネットで購入することは簡単にできてしまいます。
私を含め、ニコチン入りのリキッドをネットで購入する人は、意外とたくさんいるのです。
ニコチン入りのリキッドは、蒸気が喉を通る瞬間に、ニコチン特有の喉への刺激(喉がチクチクするようなわずかな痛み)を感じることができます。
そのため、たとえ蒸気とは言っても、かなり吸った感じや満足感を味わえます。
もちろん、ニコチン依存の解消にも十分使えます。
ただし、ニコチン入りのリキッドの購入はもちろん自己責任。
個人的には、アメリカやイギリスなどの方がリキッドの安全性や品質にはうるさいように思います。
どのメーカーの製品を選ぶのか、選定は慎重にやるに越したことはないはずです。
禁煙にニコチン入りリキッドは不要?
ニコチン入りのリキッドについて簡単に説明しましたが、禁煙のために、必ずしもニコチン入りのリキッドが必要とは思いません。
あとで紹介するプルームテックなどから始めれば、わざわざニコチン入りのリキッドを購入しなくてもこと足りるように思います。
私も、最初の頃はニコチンの量が少ないリキッドをネットで購入し、徐々にニコチンの量を少なくする作戦を取り入れていました。
ちなみに、ネットでニコチン入りのリキッドを購入する場合、ほとんどのサイトでニコチンの含有量を選ぶことができます。
少ない量のニコチンが入ったリキッドを購入。徐々にニコチンの入っていないリキッドを混ぜていき、さらにニコチン濃度を薄めます。
最終的に、ニコチンの入っていないリキッドで満足する、、という作戦です。
しかし、ある時期からニコチン入りのリキッドを購入して薄める作業自体が、とても面倒に感じるようになってしまいました。
「ああ、もういいや、とにかく手元にあるニコチンなしのリキッド吸っとこう。」
という流れが増えていき、ニコチンの入っていないリキッドを吸う頻度がどんどん増えていきます。
そんな時、「、、なんか、これで十分かも」という気持ちが強くなっていることに気がつきました。
確かにニコチン入りのリキッドは刺激があり、吸った感(満足感)も強いです。
しかし、ニコチン自体が身体から抜けてしまえば、あとは煙を吸い込んで吐く一連の仕草と、リキッドの風味で満足してしまいます。
「でも、ニコチンが入っていないと、なんか刺激が足りなくて満足できない。」
そんな時は、メンソール入りのリキッドを吸ってみることを強くおすすめします。
普通のリキッドに、ハードなメンソールリキッドを混ぜてみるのも良いと思います。
強めのメンソールフレーバーは、喉への刺激がしっかりあるので、吸った感がかなり強く、刺激が足りないと感じる時にはおすすめです。
どうしてもニコチンが欲しい時に、プルームテックはおすすめ
それでもニコチンが吸いたい。。紙のタバコが吸いたい!!
でも、ニコチン入りのリキッドを買うのはなんか面倒、、
そんなニコチン衝動が起きた時に、プルームテック は役立つアイテムです。
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2018年に全国で販売される予定のプルーム・テック(Ploom TECH)。 現在では東京や福岡の一部店舗、またはPlo ...
加熱式タバコは、プルームテック、アイコス、グローの3つの商品が販売されています。いずれも、現時点では少し手に入りにくい商品ですが、今後は販売が拡充され、普通に手に入るようになるのは間違いありません。
なぜプルームテックなのか?というと、3つの製品の中でも最も有害物質が少なく(私調べなので、あくまで参考までに!)、あくまでも感覚ですが、ニコチンの濃度が低いように感じます(これも私調べなので、あくまで参考までに!)。
さらに、社外製の互換カートリッジを購入すれば、将来的にベイプのリキッドを吸引することもできます。
最終的には、ニコチンが全く入っていないベイプ製品に移行するのが良いと思います。
そう考えると、あくまで私的にはプルームテックが完全禁煙への流れが作りやすいと思います。
プルームテックの健康への影響については、以下の記事で詳しく説明しています。
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ここ数年、加熱式電子タバコブームが続く日本。 2016年に総務省が発表したデータに基づき計算すると、日本では喫煙者の約5 ...
紙のタバコは「買わない」「吸わない」
電子タバコで禁煙を始めるなら、まずは徐々に電子タバコ(ベイプ)に移行すること。
そして、少しづつニコチンの入っていないベイプで満足して、最終的にはニコチンの全く入っていないベイプへ移行するのがおすすめ。
もちろん、そうなるとベイプ自体吸わなくても吸ってもよくなると思います。
ここで気をつけたいのが、途中で紙のタバコを買ったり吸ったりしないことです。
本格的に電子タバコに移行し始めたら、紙のタバコは一切吸わない方が賢明です。
一度でも紙のタバコを吸ってしまうと、どうしても紙のタバコの刺激や満足感を求めてしまいます。
やはり、習慣は怖いです。
おそらく、ニコチンではなく、紙のタバコを吸う一連の流れや、濃い煙、匂いに満足することを覚えてしまうと、なかなか電子タバコでは満足できません。
そんな時こそ、紙のタバコは買わず、我慢して電子タバコを吸い続けるのが重要に思います。
自分に合うリキッド、ベイプを探す
リキッドには色んな種類があるので、まずはあなたが続けたくなるように、美味しいリキッドを探してみてください。
かなりの量のリキッドが販売されているので、きっと自分に合うリキッドが見つかるはずです。
それから、ちょっと注意しておいてほしいのが、ベイプ本体によってもリキッドの風味の出方が変わってきます。
禁煙のためにベイプを使う方の場合、小さめのベイプを購入することになると思うのですが、なるべくしっかり煙が出るタイプの物を選びましょう。
ベイプにも、ピンからキリまでそれこそ色んなメーカーの物が発売されています。
以下の記事では、信頼できるおすすめメーカーのベイプをまとめています。小さめサイズの物も紹介しているので、参考にしてみてください。
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ベイプで禁煙を始める人が増えている
ここ最近の傾向なのかもしれませんが、ベイプで禁煙にチャレンジしている人が増えているように思います。
電子タバコ自体の認知度が高まっているおかげかもしれませんね。
今日電子タバコが届いた
タールニコチン共に0!!禁煙するぞ!!!!!!!
— しょーぱん@夢叶笑 (@sho_pan89) 2016年5月20日
VAPEに切り替えてから煙草ほとんど吸ってない。 やべぇ、禁煙待ったなし!!?
— yuki (@yuki_sk8er) 2016年4月15日
ベイプなら、これまでタバコを吸っていた習慣を、そのまま電子タバコに置き換えられるので、これまで禁煙に失敗した人も、試してみる価値はあると思います。
私としては、ベイプで楽しみながら禁煙を始められたので、かなりスムーズに禁煙できました。
ただし、途中でも書いたように、やはり禁煙は本人の本気度に左右されると思います。
紙のタバコへの依存度が高いと、一見気楽に達成できそうな「置き換え禁煙」でも、簡単に挫折してしまうと思います。
電子タバコに切り替えたら、紙のタバコは絶対に吸わない!という覚悟で望んでみることをおすすめします。