昨今、物凄い勢いでブームとなっている「電子タバコ」製品。
タバコを吸った事がないという人でも、電子タバコを吸ってみたいと考えている人は多いようです。こうしたブームもあってか、とにかく「安全な」電子タバコが欲しいという需要は高まっているように思います。
では、安全な電子タバコとは一体どのような電子タバコを指しているのでしょうか?
安全な電子タバコとは?
まず、考えておかなければいけない事としては、リキッドと電子タバコ本体は別物であるという事です。
本体にとても良いものを購入して満足していても、リキッドの質が極端に悪ければどうでしょうか?結局、体の中に入るのものは電子タバコ本体ではなく、リキッドから作り出される煙(蒸気)です。
むしろ、電子タバコ本体よりも、リキッドの質や安全性に重きを置いても良いのかもしれません。
電子タバコ本体の安全性
前述したように、電子タバコの本体自体が直接体内に悪影響を与える可能性は低いかもしれません。
電子タバコ本体で考えられる危険性と言えば、やはりバッテリーの不具合や発火事故などでしょう。
電子タバコのバッテリーは、リチウムイオンバッテリーを使用しています。このバッテリーに不具合が起こると、発火などの危険性も考えられるのです。
もちろん、あまりにも安価で、製造元がはっきりしていないような安価な製品を購入する事は、こうしたリスクを引き起こしやすいと考えられます。
それから、無理な改造やバッテリーの過充電など、誤った使い方もバッテリーの不具合を引き起こす原因となりますので、注意が必要です。
一般的に知られたメーカーの製品や、信頼できるショップから購入する場合、品質の不具合で困るような事は滅多にないはずです。
リキッドの安全性
電子タバコの安全性において、よく問題にされている事は、本体というよりもリキッドの問題である事の方が多いように思われます。
これまで話題となったリキッドの問題と言えば、以下のような事が挙げられるでしょうか。
- 体に害のある(発がん性物質など)成分が混入されていた。
- ニコチンが入っていないはずのリキッドに、ニコチンが入っていた。
- 表示されている成分と実際の成分が異なっていた。
- 喉が痛くなる、といった異変を生じた。
- 気分が悪くなる、といった異変を生じた。
いずれも、インターネットのニュースなどでも報じられ、話題になっていたので、目にした人もいるのではないでしょうか。
全ての電子タバコリキッドにおいて、上記のような不具合が生じると考えているのなら、それは大きな間違いです。私たちが考えている以上に、リキッドの専用メーカーは、安全性において気を遣っており、独自に食品衛生検査などを行っている企業は多いです。
では、なぜ上記のような問題が起こるのかと言うと、これはごく一部の質の悪いリキッドが起こした問題です。そうしたリキッドを選ばないようにする事が、非常に重要であるとも言えます。
安全な電子タバコを選ぶには
ここまで読んでいただいたならお分かりの通り、安全性に配慮された、メジャーな電子タバコメーカーの製品やリキッドを選んでいれば、極端に身体に有害な影響を与えるという事はほとんどありません。
ネット通販などを見ていると、異常なほど安価なリキッドや、電子タバコ本体が販売されている事があります。こうした明らかに怪しい製品は、当然何かしら問題があるように思います。