EasyVAPE TARLESS(イージーベイプ・ターレス)。全く新しい電子タバコが、クラウドファンディングで注目を集めました。
タールやニコチンを一切含まず、芳香なフレーバーを楽しめる「ベイプ」製品です。しかし、特徴的なのはそこではありません。
実はこの製品、JTから発売されている「プルームテック」のたばこカプセルを取り付けることができる、「プルームテック互換機」としても使える、ハイブリッドな製品なのです。
最近流行りのベイプ(電子タバコ)製品とは少し異なり、メンテナンスはほぼ不要。サイズが小さく、持ち運びにも最適なシンプルなデザインです。
これまで「ちょっと難しそう」だったベイプのイメージとはずいぶん異なり、紙巻タバコと同じようなシーンで違和感なく使える、スタイリッシュな製品です。
クラウドファンディングで、30万円の目標金額を大幅に上まる、388万円の資金を調達したこの製品。ここまで注目されたのには理由があります。
- ベイプ製品は、ちょっと難しそう
- ベイプ製品は見た目が目立ち過ぎる
- 徐々にニコチンを減らしていきたい
- プルームテックの味ではちょっと物足りない
これまでこんなふうに感じていた方は、必見!
前半では、EasyVAPE TARLESS の基本的な使い方。
後半では、実際に EasyVAPE TARLESS を吸ってみた感想や、プルームテックのたばこカプセルを使ってみた感想など、詳しくお伝えしていきます。
この記事の目次一覧
EasyVAPE TARLESSとは
EasyVAPE TARLESS(イージーベイプ・ターレス)は、ベイプ専門ショップ「ベプログ ショップ」が手がける、EasyVAPEシリーズ第2弾となる製品。
EasyVAPEシリーズは、これまで一般の人には使いづらかったベイプを、手軽に使えるようにした製品。ベイプのネックである、メンテナンスの手間を省き、ポケットに収まるサイズで持ち歩きに最適です。
第1弾として発売された、EasyVAPE RAINBOW(レインボー)も、今やベプログ ショップの人気製品。
クラウドファンディングで注目を集めた、今回第2弾となる、EasyVAPE TARLESS。事前に資金提供をした方を除いて、販売開始は2018年 10月1日(予定)となっています。
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今回、販売元のベプログショップさんから EasyVAPE TARLESS の試供品をいただきました。
実際に使ってみると、これまでのベイプの不満をしっかりクリア。素直に、味、吸いごたえ、利便性を含め、期待以上の製品でした!
前回のEasyVAPE RAINBOWとの違いは?
では、EasyVAPE TARLESS は、前回のRAINBOW と比べ、何が異なるのでしょうか?
違いを簡単に言い表すと、RAINBOWよりもしっかりとベイプリキッドの味・煙が出ます。カートリッジの大きさも、RAINBOWより大きく、一度に補充できるリキッドの補充量も少し増えています。
【リキッドの補充量】
EasyVAPE TARLESS | 2ml |
EasyVAPE RAINBOW | 1.8ml |
プルームテック互換機としても、EasyVAPE TARLESSは優秀。従来のプルームテック互換機と比較しても、カートリッジ式にしたことで利便性がグンと向上しています。
しっかり味が出る!
ベイプを使う上で、味が出るか出ないかは重要な問題。せっかく高価なリキッドを購入しても、甘さやメンソール、香りや清涼感など、「風味」が出なければ、ベイプとしての楽しみは半減してしまいます。
サイズの大きな本格的なベイプと比べれば、味が薄いのは否めません。しかし、このサイズ感でこの味の濃さ。本格的なベイプを求めていない、一般ユーザーの方なら十分な満足感が得られるはずです。
プルームテックのたばこカプセルが取り付けできる!
現実的な話をすると、プルームテックや加熱式タバコを継続して吸うと、どうしてもコストがかかります。2018年10月からは、増税に伴いタバコの価格が値上がりします。
この点で比べても、ベイプのリキッドはタバコと異なり、割安に手に入ります。
【資料】ベプログ ショップ
普段はベイプリキッドの「タバコ味(予想以上に美味しいです)」を吸って、どうしてもニコチンが摂取したい時だけ、プルームテックのたばこカプセルをセットする。
こんな吸い方ができるということが、今回のクラウドファンディングで人気を博した一因なのではないでしょうか?
普段はニコチン・タールの入っていない、香りを楽しむベイプとして使用。ニコチンを摂取したい時だけ、たばこカプセルを買って取り付けるのです(しかも味はプルームテックよりも濃く出る)。
これだけで、家計への負担を抑えられ、減煙にも繋がります。
EasyVAPE TARLESS の使い方を分かりやすく紹介
それではさっそく、EasyVAPE TARLESSの使い方を説明していきます。
付属品
今回、サンプルとしてベプログ ショップさんにいただいたのは、製品として販売する最終段階のパッケージ。
付属品には、以下のようなものが含まれています。
【付属品】
- EasyVAPE TARLESS 本体
- 充電用ケーブル
- ロングカートリッジ(フレーバー重視タイプ)×1
- ショートカートリッジ(爆煙重視タイプ)×1
- 説明書
購入時は、本体内にカートリッジが1つセットされています。
本体上部のキャップは、マグネットで取り付けられています。吸引する時は、キャップを取り外し、本体下部に取り付けします。こうすると、見た目もスタイリッシュな上に、キャップを無くしません。
キャップがマグネットにくっつく時の「カシャッ!」という独特の金属音は、クセになります。
カートリッジは古くなったら新しい物に交換するだけ。長く使い続けることができます。使い方を順番に見ていきたいと思います。
カートリッジの違い
EasyVAPE TARLESSには、以下の2種類のカートリッジが用意されています。
- ロングカートリッジ(1.6オーム)
- ショートカートリッジ(1.2オーム)
2つのカートリッジは、用途によって使い分けることができます。
ロングカートリッジは、主にリキッドの味を重視する吸い方に最適。煙の量はショートカートリッジより少なくなりますが、その分、味がしっかり出ます。
プルームテックのタバコカプセルを取り付ける際も、ロングカートリッジを使用します。
ショートカートリッジは、煙の量が多い「爆煙タイプ」。見た目には煙の量が多くなりますが、そのぶんリキッドの味は薄くなります。
充電
本体の背面に、充電ケーブルを挿すための差込口があります。ここに充電ケーブルを挿し、パソコンのUSB差し込み口や、電源アダプターなどから充電を開始。
充電中は本体のLED部分が赤く点灯。充電が完了すると、LEDの点灯が消えます。
リキッドの補充
カートリッジを選んだら、リキッド補充していきます。リキッドは、市販のベイプ用リキッドが使えます。味の種類は無限にあって、好みに合わせて選ぶことができます。
リキッドを補充するために、まずカートリッジの上部にある「メタルプラグ(留め金)」を回して外します。
メタルプラグを取り外したら、カートリッジにリキッドを補充。
リキッドの補充が完了したら、本体にカートリッジをセット。
本体とカートリッジは、マグネットで簡単にくっつくように作られています。
リキッドをセットしたら、カートリッジにリキッドが馴染むまで5分ほど放置してください。待たずに吸うと、リキッドを加熱する「コイル」という部品が焼けて、味が落ちてしまいます。
電源オン・吸引
本体のボタンを連続で5回押すと、電源オン。電源が入ると、本体のLEDが5回点滅します。もう一度5回押すと、電源オフになります。
煙(蒸気)を吸引するには、電源オンの状態で吸い口を口にくわえ、ボタンを押しながら煙を吸い込みます。
一般的なベープ製品と同様、ボタンを押している間だけリキッドが加熱され、気化されます。思いの外、蒸気が濃いことに驚くはず!
EasyVAPE TARLESSを吸ってみた感想は、この記事の最後の方に詳しく紹介しています。
エアフローの調整
続いて、エアフローと呼ばれる「空気孔」について簡単に説明します。
カートリッジの黒いドリップチップ(吸い口)の下部に、空気の流入量を調節するための「エアフロー(空気孔)」という部分があります。
写真の、銀色の金具の部分で、ここを回すことで空気孔の大きさを調整できます。蒸気を吸い込んだ時の、入ってくる空気の量を調節するためのもので、狭くすれば重い吸い口になります。
EasyVAPE TARLESS で「プルームテック」を吸ってみた感想
次に、EasyVAPE TARLESS で、プルームテックのたばこカプセルを吸う方法を説明します。
たばこカプセルの取り付け
まず、たばこカプセルを取り付けするカートリッジは、「ロングカートリッジ」を使います。先ほどと同じ手順で、カートリッジにリキッドを注入します。
たばこカプセルを吸う時のリキッドは、甘さや香りのない「ベースリキッド」と呼ばれる無味・無臭のリキッドがおすすめです。好みよって、メンソール味のリキッドと一緒に吸うと、清涼感も得られます。
カートリッジにリキッドを注入したら、吸い口にたばこカプセルをセットします。
あとは、ベイプリキッドを吸う時と同じように、ボタンを押しながら吸引するだけ。とても手軽です。
EasyVAPE TARLESS を吸ってみた感想
最後に、実際にターレスを吸ってみた感想を詳しくお伝えしていきたいと思います。
煙(蒸気)はかなり出る!
使い始めて一番始めに思ったのは、「思ったよりも煙の量がたくさん出る!」ということ。以下は、実際にEasyVAPE TARLESSを吸ってみた際の煙の量を撮影した動画です。
これは、素直に意外でした。使用するまでは、EasyVAPEの第1弾、RAINBOW くらいの煙の量かな?と想像していたのですが、実際に使ってみるとRAINBOWよりも煙の量は断然多いです。
煙の量については、写真や動画で見た方が分かりやすいかもしれません。
煙の量が多いぶん、吸っている時の満足感は高いです。「吸っている」という感覚が十分に得られます。
味の濃さについて
味の濃さは、さすがに本格的なベイプ製品と比較すると劣ります。しかし、小型のペン型のベイプと同じか、それに近いくらいの味の濃さが得られます。
紙巻きタバコや加熱式タバコとは異なり、連続で吸い続けられるので、味は感じやすいと思います。「本格的なベイプまではいかないけれど、ペン型のベイプくらいは味が出る」という風に想像すると、イメージしやすいと思います。
たばこカプセルを吸ってみた感想
次に、プルームテックのたばこカプセルを取り付け、実際に吸ってみた感想です。
プルームテックよりも煙が出るぶん、吸いごたえがあります!煙の量が多いぶん、しっかり吸えている感じがするのです。
たばこカプセルのフレーバーも、純正品同様に感じられます。もちろん、ニコチンの喉への刺激も、ちゃんと感じます。
たばこカプセル本来のフレーバーを楽しみたいのなら、味のついていない「ベースリキッド」というリキッドを使うことをお勧めします。
味のついていないリキッドを使えば、プルームテックと全く同じ味のまま楽しめます。
1点気になるのは、煙の量が多いぶん、たばこカプセルの消費が激しくなるのでは?という疑問。一度に長く煙を吸い込むと、すぐにプルームテックのたばこカプセルが無くなってしまいそうです。
EasyVAPE TARLESS ここがもう一歩!
煙の量も多く、リキッドの味もちゃんと出る。使いやすさ、メンテナンス性を考えても、本格的なベイプよりも実用的な製品だと素直に思います。
もちろん、リキッドの味を追求したい!という方は本格的なベイプでなければ満足できないと思います。
そうではなく、紙巻きたばこの延長として、手軽に使いたいという方にはおすすめできる製品です。
ここがもうちょっと!という点があるとしたら、、
- もっと高級感が欲しい(特にキャップの素材)
- カラーバリエーションがあると嬉しい
- ドリップチップ(吸い口)が交換できると清潔
- もっと味が濃ければ嬉しい
※個人的な意見です。
といったところでしょうか。もう少し長く使用してから、追記していきたいと思います。
EasyVAPE TARLESS は、こんな人におすすめ!
ここまで、EasyVAPE TARLESSの使い方や感想などを紹介してきました。
実際に使ってみるまでは、煙の量や味の出方など、EasyVAPE シリーズの第1弾、EasyVAPE RAINBOWとあまり違わないのではないか?と考えていました。
実際に使ってみて、煙の量や味の濃さ、使いやすさなど、前回のEasyVAPE RAINBOWを超える製品になっていることがよく分かります。
本格的なベイプはメンテナンスなど難しそう。なるべく減煙したい、、といった方におすすめしたい製品です。
商品の詳細はこちら