電子タバコで使用される「リキッド」の安全性については、いまだによく分かっていない面が多くあるようです。
例えば、ネットのニュースや記事でもよく見かけるのが、発がん性物質や、喉の炎症を引き起こす、肺炎を引き起こす、、などといった安全性に関する指摘が寄せられています。
こうした問題は、日本では厚生労働省が、世界的にはWHO(世界保健機関)が「健康への悪影響は否定できない」として、調査や規制を徐々に進めています。
「身体への影響」はどこまで本当?
こうした記事を読んでいると、問題は電子タバコ本体ではなく、電子タバコに補充するリキッドの方が大きいという事。そして、ニコチンの含まれていないリキッドにおいても、健康に悪影響を与える「可能性」があるという事が分かります。
しかし、一方でリキッドを製造しているメーカー側も、様々な検査機関に調査を依頼し、品質の管理も食品と同等(またはそれ以上)の高い水準を保って製造を行っているようです。
客観的に見ていると、どちらの言い分も理解できますし、何が本当なのかもよく分からなくなってしまいます。
リキッドのメーカーによって品質が異なる
そもそも、混乱の原因となっているのが、リキッドのメーカーによって品質が全く異なっているという点ではないでしょうか。
例えば、300円で販売されている中国製のリキッドも、3,000円で販売されている、食品衛生センターの検査を通ったリキッドも、同じ「リキッド」に違いはありません。
厚生労働省やWHOが確認したと言っている、有害な物質が含まれている「リキッド」とは、どのメーカーのどのリキッドなのか?という点が気になるところです。
電子タバコ愛用者の私としては、全てのリキッドを同列にまとめてしまって、「品質が悪い」「身体に悪影響が」と批判するのは、残念な気がしてしまいます。
安全なリキッドを選ぶ事が重要
電子タバコを愛用している人達にできる事としては、やはり自分の目で安全なリキッドを選んで購入することではないかと思います。
怪しいリキッドというのは、見ていればすぐに分かるものです。例えば、、
- 明らかに安すぎる
- 成分などがラベルにも表記されていない
- 販売者の実態がよくわからない
- 製造メーカーが不明
もちろん、販売する側がしっかりしていなければいけないのは当然の事です。しかし、日本での電子タバコ産業はまだまだこれからです。
ガイドラインなどが整備されていない状態では、購入する側も自分なりに注意をして購入することが重要になるのは、当たり前の事なのではないでしょうか。