前回の記事でも紹介しましたが、最近特に話題を集めている「VAPE(ベイプ)」と呼ばれる電子タバコには、いくつかのリスクが潜んでいます。
その中でも一番大きなリスクと考えられるのが、バッテリーに関する危険性です。
なぜバッテリーが危険なのか?
電子タバコには、リチウムイオンバッテリーが用いられています。リチウムイオンバッテリーと言えば、これまでにもいくつかの発火事故などが報告されている物です。
リチウムイオン電池の異常発熱問題について
他の二次電池に比べてリチウムイオン二次電池はエネルギー密度が高いために、本来的に危険性が高い二次電池である。
さらに、リチウムイオン二次電池は、水溶性電解液を使用するニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池などと異なり、有機溶媒を使用しているため高温で発火する危険性がある。このため、これらを見越した上でリチウムイオン二次電池には多重の安全対策が施されている。しかし、それでもなお、取り扱いの悪さや製造上の欠陥により発熱・発火に至る事例が後を絶たない。引用:Wikipedia
上記の引用文にもある通り、潜在的にリチウムイオンバッテリーは、発熱や発火の危険性を含んでいます。
例え有名メーカーの製品であったとしても、これまでのノートパソコンや携帯電話などの発火事故を見ても分かる通り、事故の危険性は十分に考えられます。
取り扱いに注意する
どのメーカーの物を購入するかという以前に、こうした危険性を含んでいるという事を予め頭に入れておき、危険性を避けるように注意しておく必要があります。以下は、リチウムイオン電池を取扱う際に気をつけておくべき、最低限のことです。
- バッテリーから、異臭や焦げ臭さがしたらすぐに離れる。
- 充電したままで外出しない。充電が完了したらコンセントから抜いておく。
- 燃えやすい物の近くで充電しない。
- バッテリーを強くぶつけたり、傷や破損が付いたものは使わない。
- 知識がない場合は特に、安易な改造や分解は絶対にしない。
VAPE(ベイプ)などの電子タバコは、様々なパーツを組み合わせて遊ぶ楽しさがあります。
注意しなければいけないのは、電気的な知識がないにも関わらず、無理な改造をしてしまうことです。改造により、バッテリーの異常発熱や発火が起きた例も多くあるようです。
知識がない場合の改造は、電子タバコの専門ショップでスタッフに相談するようにしましょう。