喫煙が肺や喉などにダメージを与えることは、もはや周知の事実ですね。
そんな、「体にダメージを与えるタバコ」が、髪に良いはずはありません。
タバコは薄毛の原因となります。
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喫煙で髪が減る3つの原因!
私が喫煙していた頃、いくら体へのダメージを警告されても心に響きませんでした。でも、タバコが薄毛の原因となる事実を知った時は衝撃が走りました。
だって、これ以上ハゲたくなかったから、、
今からお話しすることに、あなたも衝撃を受けるはずです。
それでは、タバコで髪が減ると言われる、3つの原因を見ていきましょう。
1.タバコがビタミンを消費する?!
喫煙でビタミンCを消費するということを聞いたことがありませんか?
でも、喫煙で消費するビタミンは、ビタミンCだけではありません。
ビタミンEも消費します。
ビタミンCは髪に必要?
ビタミンCは、コラーゲンの生成を補助します。コラーゲンは、頭皮に弾力を与え、頭皮の荒れを防ぐのです。また、ビタミンCは、有害な活性酸素(酸化する力の強い酸素)を打ち消す作用があります。
喫煙すると、活性酸素が多く発生します。そのため、ビタミンCが大量に消費されてしまうのです。
ビタミンCの1日に必要な摂取量は約100mgです。タバコ1本で約25mgのビタミンCが消費されます。
多く喫煙する方は、ビタミンCの欠乏が常態化していることでしょう。
こうなるとコラーゲンの生成がうまくいかず、頭皮が荒れて、硬くなっていきます。
また、イライラしてもタバコを吸うと落ち着く、という方もいらっしゃるでしょう。
実は、ビタミンCはイライラすると消費されます。ですから、イライラから抜け出すためにタバコを吸うと、ダブルでビタミンCが失われてしまうのです。
皮脂の増えすぎには注意?
「頭皮に脂が多い人はハゲやすい」と耳にしませんか?その脂の正体は皮脂です。ですから、皮脂は敵のように錯覚してしまいますよね。でも、これは逆です。
実は皮脂は、育毛・発毛には必要です。薄い脂の膜で、乾燥や刺激から頭皮を守ります。また、髪の毛に適度に脂がのり、潤いが出るのです。
ビタミンCは、皮脂分泌のコントロールに関わっています。ですから、タバコでビタミンCが消費されると、皮脂が増えすぎて、頭がベタベタになりやすくなります。
だからといって、これは薄毛とは関係ないとも言われています。でも、ベタベタは嫌ですね、、
ビタミンEは髪に必要?
髪の毛の根っこの部分には、毛母細胞(もうぼさいぼう)という細胞があります。この毛母細胞が栄養や酸素を養分にして細胞分裂すると、髪の毛が生えていきます。
そして、毛母細胞に栄養や酸素を受け渡す役目を持つのが毛乳頭(もうにゅうとう)です。
ビタミンEは、血管を広げて、毛乳頭に栄養や酸素が運ばれやすくするのです。
ですから、ビタミンEが欠乏すると、毛乳頭や毛母細胞に栄養や酸素が行きわたりにくくなります。これでは、いくら髪に良い栄養成分を摂っても髪の毛が増えにくくなるでしょう。
2.一酸化炭素は私たちの敵?
血液中の酸素はヘモグロビンによって運搬されています。
しかし、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、ヘモグロビンにまとわりつきます。すると、酸素が毛母細胞に届きにくくなります。
つまり、一酸化炭素は私たちの敵です。
一酸化炭素
炭素を含む物質が燃焼すると二酸化炭素(CO2)が発生しますが、酸素が不足している状態で不完全燃焼を起こすと一酸化炭素が発生します。
血液中のヘモグロビンは酸素と結びついて全身に酸素を運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素は酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質を持っています。頻繁に喫煙する人は慢性的な酸素欠乏状態となり、ひいては赤血球が増えるなどの影響もあります。このため一酸化炭素は血管の動脈硬化を促進するともいわれています。
3.喫煙で自律神経が興奮?!
まだ詳細は判明していませんが、喫煙で自律神経のバランスが乱れてしまうことがあります。
自律神経には、体を活性化させる交感神経。体を休める副交感神経の2つに分かれています。通常ですと、この2つが入れ替わることで体にリズムが生まれるのです。忙しく動いている時は、交感神経が働きます。逆に、寝る時は副交感神経が働くのです。
ところが、タバコの場合は違います。ニコチンは交感神経に作用し、体を活性化させます。しかし、タバコを吸うことで心や体がリラックスすると、副交感神経も働き始めます。
こうなると、自律神経のバランスが乱れ、ストレスや血行不良の原因となるでしょう。ストレスや血行不良は、髪の天敵です。
手遅れになる前に早めの禁煙を!
上記の3つが、髪の毛に悪影響なのは間違いありません。
日本医学育毛協会でも、抜け毛の原因としてタバコを挙げています。
抜け毛の主な原因
- 髪の毛の特性
- 睡眠
- 喫煙
- 食事
- ストレス
本来、髪の毛は生えてくるはずのものです。喫煙によって、ストレスや血行不良が重なると生えにくくなるのです。
このことを知って、私はハゲたくない!と思い禁煙を決意します。
禁煙を決意したのは、もちろんこれだけではありません。周りからのプレッシャーもありました。
家族や友人からのすすめ
それまでは、周りから「体に悪いから」「臭いから」「お金がもったいない」という理由でタバコをやめるように言われたことは何度もありました。
ところが、髪が薄くなり始めたあたりから、「タバコをやめないとハゲるよ」と言われ始めたのです。正直、私も薄くなっていく髪を気にしていました。
ですから、タバコと髪のことを調べて、衝撃を受けたのです。
また、今はやめるように言われると嫌かもしれません。でも、タバコをやめると「家族や友人がやめるように言い続けてくれてよかったな」と思えるようになります。
もちろん、禁煙だけすれば、ハゲないというわけではありません。頭皮のケアや食事なども大切です。
でも、ハゲるリスクを減らすことができるのです。
それだけでも、私の動機としては充分でした。
あまりに無理な禁煙はストレスになるのでは?
今まで、ストレス発散のツールとなっていたタバコを失うことにストレスを感じてしまうかもしれません。
また、ニコチン切れは、本当にイライラしてしまいますよね。
ですから、禁煙外来に通った場合もニコチン入りの薬を処方されます。
でも、私は禁煙外来ではやめられませんでした。
ニコチンを摂取しても、吸いたい気持ちを抑えられないからです。本来は、吸いたくないはずなのですが、、
その他にも、禁煙グッズ・禁煙セミナーなど、お金をかけてチャレンジしてみました。
でも、吸えないストレスはあまり変わりません。
どうにかして、吸いながらやめる方法はないだろうか?
そう考えて、出会ったのが電子タバコです。
電子タバコで禁煙ができるの?
吸いながら、禁煙するにはどうしたらいいのでしょうか?
私の出した答えは、「徐々にニコチンの量を減らしていき、最後はタバコに近いけどニコチンが入っていないものを吸う」です。
それを可能にするのが、VAPE(ベープ)です。これは、リキッドと呼ばれる液体を電気熱で温めて、蒸気を吸う電子タバコです。
Ploom(プルーム)やiQOS(アイコス)と違うの?
電子タバコといえば、JTが販売しているPloom(プルーム)やフィリップ・モリスの販売しているiQOS(アイコス)が有名になっていますね。
私が最初に試したのはPloom(プルーム)です。
Ploom(プルーム)やiQOS(アイコス)は、タバコの葉を電気熱で温め、その蒸気を吸います。火を使わないのでタールが発生せず、ニコチンだけを摂取できます。ですから、禁煙への手始めには良いかもしれません。
ところが、私は吸った時に化学品臭い感じがしてしまって、慣れませんでした。
また、Ploom(プルーム)やiQOS(アイコス)には、ニコチンが入っていますので、リアルなタバコをやめるのと大差がないと感じる方もいらっしゃると思います。
VAPE(ベープ)ならストレスのない禁煙も可能?
VAPE(ベープ)には、ニコチン入りリキッドとニコチン無しのリキッドがあります。また、ニコチン入りリキッドはニコチン量を選べます。
さらに、VAPE(ベープ)の中には、蒸気量を調節できるものがあるのです。ですから、蒸気の濃さを調節できます。
これらによって、「徐々にニコチンの量を減らしていき、最後はタバコに近いけどニコチンが入っていないものを吸う」ことが可能です。