以前の記事にも書いたように、タバコを禁煙する際に最も厄介なのが、離脱症状です。
ヘビースモーカーだった人が禁煙しようとすると、ひどいイライラ感や、頭痛、全身のだるさ、強い眠気などの症状を感じる事があります。
これこそ、ニコチンの依存状態から脱する過程で生じる、離脱症状と言われる症状です。
イライラしない禁煙方法はある?
様々な離脱症状の中でも、イライラや情緒不安定、気分の不安定さは厄介なものです。
周りの家族や友人が迷惑するというのもありますが、何よりも自分自身が辛いのです。感情がコントロールできないという事実に、更なる苛立ちを感じることでしょう。
こんなに不安定になってしまうのなら、いっその事、禁煙なんてしない方が良いのではないか?そういう風に考えてしまうのも無理はありません。
禁煙3日目です。漠然としたイライラがまとわりついています。離脱症状は今日までのはず。
— もげ子@Superfly大好き (@mogemogemogeko) 2014, 10月 3
「禁煙の最中に感じるイライラは離脱症状なのだ」とわかっていれば、「一時的な辛さだからがんばろう」「もう少し続ければ、脳もニコチンのない状態に慣れてくるだろう」と冷静に考えられて、不安を拭い去ることができる。
— 禁煙応援ツイッター (@ns_ku1) 2015, 6月 22
この離脱症状を乗り切れるかどうかは、禁煙を継続することができるかどうかの一つの壁です。イライラや、眠気や頭痛といった、少々気が滅入る症状ですが、「ここを乗り切れば..」という気持ちで踏ん張りたいものです。
何しろ、離脱症状のせいでもう一度タバコを吸い始めたら、それまでの努力は一切無駄になってしまうわけです。
電子タバコでイライラを軽減させる方法
離脱症状の「イライラ」を軽減させる方法として、私がおすすめするのが「電子タバコ」です。電子タバコと一言に言っても、最近はありとあらゆる種類の物が販売されています。
JT(日本タバコ産業)から発売されている、Ploom(プルーム)と呼ばれる独自の製品や、最近では、フィリップモリスからも独自の電子タバコが販売されています。
写真:筆者の愛用している JT - Ploom
この2つの製品は、火を使わない加熱式の電子タバコのため、煙を吸わずにニコチンを摂取することができるのです。煙を使わないということは、すなわちタールなどの発がん性物質を吸い込む必要もありません。
特に、長い間ヘビースモーカーだったという方は、こういう物を有効活用するのも一つの方法です。禁煙し始めの頃に、こうした製品でニコチンの量を徐々に減らしていくのです。
離脱症状は、少しづつニコチンの摂取量を抑えていくことによって、無理なく抑制することができます。これは、ニコチンパッチや、ニコレットなどの原理と同じです。
ニコチンが入っていない電子タバコの活用
少しづつニコチンの量を減らしても大丈夫、という事が分かってきたら、ニコチンの入っていない電子タバコも是非導入してみてください。
最近使用している方の多いVAPE(ベイプ)製品。ニコチン入りのリキッドも、確かに使用できますが、ニコチンの入っていないリキッドもおすすめです。
煙(蒸気)の量は本物の煙と大差ありませんから、その吸い心地は本物のタバコを吸っているような感覚になります。
タバコが吸いたくなったら、思いっきりVAPE(ベイプ)で煙を吸い込むと、不思議と満足感が得られます。
リキッドには様々な種類がありますが、喫煙者におすすめできるリキッドは、やはりメントールのリキッドです。これこそ、タバコの味に非常に近い、クリアな味わいだからです。