たばこを長年吸っていると、心配になってくるのが健康被害ではないでしょうか?
禁煙を試みても失敗ばかり、、、せめて、害の少ないたばこはないかなというお気持ちよく分かります。
特に、もしあなたに息切れがする、咳がよく出るといった自覚症状があるのであればなおさらでしょう。
この場合はCOPDを発症している恐れがあります。COPDというのは別名「たばこ病」と呼ばれる喫煙者に多い肺の病気です。長年喫煙をしているとかかりやすい病気なのです。
また、肺がんなどのガンも心配ではないでしょうか?肺がんなどは喫煙によって飛躍的に発症率や死亡率が高まります。
ですから、早めに何らかの対策が必要です。害の少ないたばこに変えれば、少しは体への負担が減るでしょう。
まずは、添加物が少ないたばこをご紹介します。
この記事の目次一覧
添加物が少ないたばこ
化学薬品を使っていない100%無添加のたばこが存在します。それはアメリカのサンタナチュラルタバコ社の製造しているアメリカンスピリットです。
以前はコンビニなどに販売されておらず、入手するのに手間がかかっていました。しかし、最近ではどこのコンビニにもあり手軽に購入できるようになりました。
アメリカンスピリットを吸ってみると、他のたばことの違いはすぐに実感出来ます。燃焼促進剤を使っていないので、「燃えない」のです。(葉には含まれませんが、巻紙には少量含まれています。)
助燃剤の事。たばこ葉や巻紙の燃えを良くするために使われている。
その成分は硝酸ナトリウム。この硝酸ナトリウムが燃焼すると、窒素酸化物となり強い毒性を持つ。
そのため、最初は違和感を感じると思います。しかし、慣れてくるとゆっくりと吸える事が心地よくなってきます。
また、たばこ葉には基本的に農薬が使われています。アメリカンスピリットの現行製品は11種類ありますが、そのうち以下の3つはオーガニック。つまり、農薬不使用です。
- オーガニック
- ターコイズ
- ゴールド
ただし、当然たばこですからタールやニコチンはしっかりと含まれます。ですから、害が無い訳ではありません。
アメリカンスピリットは美味しいの?
アメリカンスピリットは高品質のたばこ葉が使われており、味が濃いです。しかも、通常のたばこよりも25%ほど、たばこ葉が多く詰められています。これに燃焼剤不使用が加わり、ゆっくりと深く味わえるため、パイプでの喫煙に近い印象を受けます。
ですから、このたばこの好みははっきりと分かれると思います。私は好きな味ですが、知人の中には全く受け付けなかった人も。
それくらい、通常のたばことは違います。
ただし、こだわりのたばこですから1箱480円という高めの値段設定になっています。
他の無添加たばこは?!
他にもキューバ革命のチェ・ゲバラをモチーフにした「チェ」シリーズがあります。
画像:シリウスタバコ
ルクセンブルクのたばこメーカーが、キューバ産のたばこ葉を使用して製造しています。
値段が430円と比較的安いのは魅力ですが、個人的にはあまり好きではありません。
また、コンビニにもあまり販売されておらず、入手に手間がかかります。
画像:シリウスタバコ
もう1つは、ドイツのタバコメーカーが製造しているプエブロ。ヨーロッパNO.1の実績を誇る無添加たばこです。
ネイティヴ・アメリカンが自然栽培した高品質のたばこ葉を使用しています。
そのため、アメリカンスピリットと同等の高い味わいがあります。値段も19本入りで、420円と買いやすいのですが、、、コンビニではほぼ販売されておらず、入手が面倒です。
たばこの添加物ってどんなの?!
そもそもたばこに含まれている添加物は、なぜ使用されているのでしょうか?
JTのサイトを覗いてみると、使用している添加物と説明がありましたのでご紹介します。
香料 | 葉たばこ本来の味や香りを調えるもの、あるいは銘柄ごとの味や香りを仕上げるために使用されるもの。 |
結合剤 | 製品の形や構造を保つために使用されるもの。 |
保湿剤 | 製品の品質を維持するため、刻の水分を一定に保つことを目的に使用されるもの。 |
保存料 | 刻の品質劣化を防ぐために使用されるもの。 |
溶媒 | 香料等を溶かして製品に添加しやすくする目的で使用されるもの。 |
乳化剤 | 香料等を溶解する際、交じり合いにくい物質を均一化するために使用されるもの。 |
酸化防止剤 | 香料等の成分の酸化による品質劣化を抑制するために使用されるもの。 |
工程助剤 | 製品を製造しやすくするため、製造工程において使用されるが、最終製品では特定の役割を果たさないもの |
出展:JT
JTが公表している添加物は約190個に及びます。その全てが化学薬品ではありませんが、それらが燃えた煙がたばこの煙なのです。これでは、害があって当然でしょう。
軽いたばこじゃダメなの?
害を減らしたいと考えた時、真っ先に思い浮かぶのはタールやニコチンが少ない、いわゆる軽いたばこに変えることではではないでしょうか?しかし、これはほとんど意味がありません。
たばこメーカーは、タールやニコチンを表示するように法律で義務付けられています。そのため、測定装置を使って測定していますが、、、
軽いタバコのからくり
下の図をみて下さい。パッケージに記載されているニコチン・タールの量(表示量)はタバコの煙を測定器で(実際の喫煙ではありえない)特殊な条件(※)のもとで測定しています。軽いタバコではフィルターに穴(写真)があけてあるために、測定器が吸引したときに、穴から周囲の空気を吸い込みます。すると集められた煙は薄められ、測定値は低く出るというわけです。しかし原料となるタバコの葉は同じものですから、実際に喫煙者が摂取するニコチンや他の有害物質の量は変わりません。
出展:最新タバコ講座
さらに、たばこを吸う時、ほとんどの方がフィルターを持つと思います。ですから、フィルターの穴は指や唇で塞がれてしまうのです。
また、軽いたばこを吸う時は自然と煙を深く吸い込み、肺に長くとどめておこうとしてしまいます。この吸い方だと、重いたばこよりもタールやニコチンを吸収している可能性があるのです。
話題のiQOSやPloomTECHはお勧めではない、、、
昨今、臭いが少ない・害が少ないと喫煙者の話題の中心となっているのがアイコスやプルームテックですね。
あなたの周囲でも使用者が増えていませんか?
確かに、臭いも害も少ないですが、、、個人的にはお勧め出来ません。
簡単に理由を述べますと、「アイコスは不味い。そしてプルームテックは軽い。」
総合的にどちらも満足感が足りないのです。
ですから、購入してすぐに使わなくなりました。
アイコスやプルームテックについて、もっと詳細な情報を知りたいという方は、以下の記事を御覧下さい。
本当にお勧めなのは
個人的にはVAPE(ベイプ)と呼ばれる電子たばこがお勧めです。
ベイプというのは火やたばこ葉を使わず、液体(リキッド)を電気熱で温める製品です。
そのため、有害物質の発生が抑えられるとされています。
また、リキッドを選べるのでニコチン量を増やす事ができます。ですから、満足感をしっかりと感じる事が出来るのです。
ベイプの詳細については以下の記事を御覧下さい。
もし、簡単に禁煙出来るとしたら、、、
あなたも一度は「禁煙しようかな、、、」とお考えになった事があるのではないでしょうか?
でも、禁煙というのは喫煙者にしかわからない、辛く苦しいものです。
しかしそれは、難しい禁煙方法を選んでいるからです。
辛くなく、苦しくない禁煙方法を選べば簡単に禁煙は成功するでしょう。
簡単な禁煙方法の詳細は以下を御覧下さい。